HOBBY JAPAN 軍事選書<br> 狙撃兵ユーリヤ―ある東部戦線回顧録

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HOBBY JAPAN 軍事選書
狙撃兵ユーリヤ―ある東部戦線回顧録

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  • サイズ 46判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798623825
  • NDC分類 986
  • Cコード C0076

出版社内容情報

スターリン女子中央狙撃兵学校の実態に迫り、東部戦線に従軍した
女性スナイパーの回顧録

 著者ユーリヤ・ジューコヴァは、継父がスターリンの大粛正時代に不当逮捕・投獄されたにも関わらず、熱烈な愛国心の持ち主だった。18歳の誕生日を迎える前に軍に志願し、狙撃兵養成学校に送られた。厳しい訓練を経て、1944年11月から東プロイセン及びポーランドで展開された凄惨な戦いのなかで、彼女は実戦を経験する。自身が最初の「命中」を記録し、それが「戦績」のスタートになり、かつ命中がひとつの命を終わらせる行為だと自覚する。その後、膝を負傷してケーニヒスベルク近郊で終戦を迎えた。

戦後、著者はそれらを手記に綴ることで、自身のトラウマに対処する方法を獲得する。手記は、その実体験に基づく生き生きとした記述から、当時のソ連邦における日常生活が垣間見える内容になっている。この女性スナイパーが戦場で見せた驚くべき勇気と手厳しい周囲の評価についても率直に語られているのがこの本の見どころである。

内容説明

東部戦線に狙撃兵として従軍した女性の回顧録。著者は、18歳の誕生日を迎える前に軍に志願し、狙撃兵養成学校に送られた。厳しい訓練を経て、1944年11月から彼女は、東プロイセンおよびポーランドで展開された凄惨な戦いのなかで、実戦を経験。戦後、戦場の悪夢の記憶と闘うことになったが、それらを手記に綴ることで、自身でトラウマに対処する方法を獲得した。実体験に基づく生き生きとした記述から、当時のソ連邦における市民の日常生活が垣間見える。戦後に彼女が受け取った手厳しい「報酬」についても率直に語られている。

目次

第1章 始まり
第2章 すべては前線のために
第3章 家族の悲劇
第4章 不思議な友情
第5章 戦争の子
第6章 戦場へ
第7章 砲声が消えて
第8章 ただいま!
第9章 永遠の炎
補遺 叙勲者一覧

著者等紹介

ジューコヴァ,ユーリヤ[ジューコヴァ,ユーリヤ] [Zhukova,Yulia]
ユーリヤ・コンスタンチノヴナ・ジューコヴァ。1926年ウラリスク(現カザフスタン共和国オラル)に生まれる。16歳で同地の軍需工場で働き始め、18歳にして陸軍に志願入隊。中央女子狙撃学校で訓練を受け、狙撃兵として前線に赴く。戦後は教師として青少年の教育に身を捧げ、老齢期を迎えて回想記『狙撃兵ユーリヤ―ある東部戦線回顧録』を執筆

岡崎淳子[オカザキアツコ]
新潟県出身、明治大学文学部卒、翻訳家。第二次大戦期の戦史・戦記を中心にノンフィクションの訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

19
47前に読み終わったリュドミラのように大戦果を挙げた訳でもなくローザみたいに宣伝に使われたのでもない戦果も少ない普通の女性スナイパーのユーリヤだからこそ書けた戦記だと思います。愛国心に燃え狙撃学校に入るもソベルなみの嫌な小隊長の元で厳しい訓練に耐えやっと前線に出れば男性兵士から冷やかされスケベ上官に嫌がらせを受け苦労が絶えず戦後は戦争を忘れようと手紙や写真を焼いたが30年後に同期生と再会し喜びも束の間、今度はペレストロイカで若者からさっさとドイツに降伏しないから損害が増えたとかスターリンの陰謀で戦争に2021/03/30

Toska

2
日本ではまだあまり紹介されていない、元ソ連兵の一人称で語られる戦記。決して「女性狙撃兵」の物珍しさを売りにしているわけではない。寧ろ、当時のソ連ならどこにでもいたような普通の女の子が、日常的な目線で戦争を振り返っているところが肝であろう。戦場ばかりでなく工場労働、余暇、狙撃兵学校での教育、戦後のトラウマと戦中世代の苦悩等々が、ユーモアのセンスと観察力に優れた著者により活き活きと回顧される。軍事マニアのみならず、ソ連史やスターリン時代に興味を持つ読者には絶対にお勧めできる一冊。2021/03/25

Toska

1
戦後の描写を中心に再読。あくまでも著者の主観だが、戦後ソ連の参戦軍人に対する扱いは意外なほど冷淡なもので、フルシチョフ時代は戦争の記憶を忘れ去ろうとする傾向が強く(戦勝記念日も祝日から外された)、またペレストロイカ期には懐疑的な史観が広まり、元軍人は嘲笑されることさえあった。ソ連崩壊後はますます肩身の狭さを感じている。等々、戦勝国とは思えないほどのルサンチマンで、そこに上手くつけ込んだのがプーチン政権であったのだろう。実際、現政権の愛国教育を手放しで評価する場面もあり。2022/04/14

cebola6

0
直線的な思想が多く、伝記色が欲しかったです。 作中に入り込めず、図書館にお帰りになりました2021/09/11

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