出版社内容情報
イキイキ動くキャラの描き方を、第一線のプロが伝授
マンガやイラストを描いていて、「イマイチ迫力が出ない」「キャラクターの動きが固い」という悩みを抱えることは多いでしょう。単純に人物をデッサンしただけでは、マンガやイラストで映えるダイナミックなキャラクター表現にはなりにくいもの。実際の人体にとらわれない、マンガ・イラストならではの表現を身につける必要があります。
そこで本書は、第一線のアーティストや著名アニメスタジオがキャラクター表現に用いる技法「アクションライン」について解説。アクションラインを活かして、キャラクターにイキイキとした動きを加えていく方法を伝授します。
●第一線のアーティストが用いる技法「アクションライン」とは
山型やスラッシュ型など、躍動を感じる単純な線をもとにキャラクターの動きを組み立てていく技法。アクションラインを活用することで、キャラクターの「動きの方向」「勢い」「感情」などが明確になります。マンガ・イラストで映える、ダイナミックな誇張表現ができるようになります。
●ダッシュ、ジャンプなどの基本動作から白熱の格闘シーンまで解説
イマイチ迫力のないダッシュやジャンプを、「アクションライン」で大迫力に描く方法。キャラクターが対立したり格闘したりといった、複数のキャラクターが登場するシーンをダイナミックに描く方法まで……。見ていてワクワクするような躍動感あるキャラクターの描き方をひとつひとつ解説していきます。
第一線のプロによる、アクションラインを用いた実際の作画のようすも写真で紹介。一本のアクションラインからキャラクターが生まれ、イキイキと動き出すさまは圧巻です! 本書を通してアクションラインの技法をマスターし、キャラクターがのびのびと動く楽しさを感じてみませんか?
内容説明
「せっかく描いたキャラクターに動きが感じられない」「ダイナミックに動くキャラクターがうまく描けない」…そんな「動的な絵」が思うように描けないとき、絵に「動」を感じさせる仕掛けを施せば、イキイキ動くキャラクターを描くことができます!(1)アクションラインで構図を考える。(2)人体をひねったり傾けたりして、バランスをあえて崩す。(3)遠近法の錯覚を利用する。アクションラインを使った、イキイキ動くキャラクターの描き方を中心に、見る人に「動」を感じさせるイラストテクニックを解説します!!
目次
第1章 基本のアクションライン(基本のアクションラインの型;山型のアクションライン;スラッシュ型のアクションライン ほか)
第2章 アクションラインの応用(アクションラインを組み合わせる;アクションラインで表現する感情的なしぐさ;崩れかけるバランスの魅力 ほか)
第3章 アクションの演出を考えよう(描く前に演出意図を考える;見せたいものを「大きく」;見せたいものを伝える「角度」 ほか)
著者等紹介
中塚真[ナカツカマコト]
漫画家・イラストレーターとして幅広く活動。マンガ・イラスト系専門学校講師も務める。アメリカンコミックを中心に作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。