ＨＪ文庫 最底辺からニューゲーム！〈２〉奴隷商人は次に地位と名誉と無垢な少女を手に入れます

藤木 わしろ【著】

ホビージャパン（2017/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798615646
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

奴隷商人となったタクミの快進撃は止まらない！



奴隷の立場から一転、【お人好しの奴隷商人】として出世街道を爆走中のタクミ。そんな彼の功績により、下層地区の商会だった《鈴蘭》は、国家公認の四大商会の一角にまで上り詰めていた！ しかしその程度では当然満足などしないタクミは、新たな事業と人脈作りに勤しむべく、王家主催の立食会へと参加するが――「籠の中の鳥は……自由に啼くことすら許されないのです」奴隷のように扱われる幼き大司教の少女リーゼと出会ったことで、タクミは世界の常識をぶち壊し、彼女を救うことを決意する!!

内容説明

奴隷の立場から一転、「お人好しの奴隷商人」として出世街道を爆走中のタクミ。そんな彼の功績により、下層地区の商会だった“鈴蘭”は、国家公認の四大商会の一角にまで上り詰めていた！しかしその程度では当然満足などしないタクミは、新たな事業と人脈作りに勤しむべく、王家主催の立食会へと参加するが―「籠の中の鳥は…自由に啼くことすら許されないのです」奴隷のように扱われる幼き大司教の少女リーゼと出会ったことで、タクミは世界の常識をぶち壊し、彼女を救うことを決意する！！奴隷転生からの痛快ファンタジー、出世しまくりの第２弾！

著者等紹介

藤木わしろ［フジキワシロ］
第９回ＨＪ文庫大賞にて銀賞。第１１回ＭＦ文庫ライトノベル新人賞にて佳作（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[尚侍]

ものすごく面白かった。物語の展開そのものはシンプルでしたが、やはり直球ど真ん中の話は王道で面白いですね。最終的に主人公側が勝つのはわかっている中、それを踏まえた上でどう物語を盛り上げるかが作者の腕の見せ所になるわけですけど、その点でしっかりと見せ場を作ったのはさすがと言ったところでしょうか。最後に気になる伏線も張られたことで、次回の展開が楽しみになってきました。最底辺からどこまでのし上がることができるのか、続きが楽しみです。

2017/11/09

[加賀ますず]

奴隷と籠の中の鳥では、どちらが不幸なのか？囚われの幼女を智謀で巧みに助け出す奴隷商人の俺TUEEEE物語第2弾。前巻ではふわっとしか説明されなかった魔法に詳しい説明がなされ、世界観の設定だけで1日を潰せるほど大好物な私大歓喜。大抵こういった作品において貴族というものはロクでもない者ばかりだが、今回も群を抜いてクズでありそんな敵を完膚なきまでに打ちのめすことによって得られるカタルシスは分かっていても気持ちがいい。ただ前巻とパターンが余りに似通っているため、焼き直し感は覚えてしまった。

2017/11/05

[真白優樹]

王家主催の立食会に参加する中、公爵の傀儡である大司教の少女に出会う今巻。―――壊してしまえ、囚われる籠も、世界の常識すらも。自由に啼く事も許されぬ少女、リーゼ。そんな彼女の声を聞き、下賤で傲慢な奴等をぶちのめすついでに地位と領地を手に入れる今巻。そんな今巻は、タクミの無力故の全ての手を打ち、あらゆる方向から敵を追い詰め戦う前に勝利、更には世界の常識を破壊する清々しさと熱さが溢れ、面白い巻である。さて、次なるは二面同時の危機。果たしてタクミ達はこの窮地を乗り越える事は出来るのか。 次巻も須らく期待である。

2017/11/03