内容説明
マンホールコレクションから下水道の歴史まで、マンホール蓋鑑賞趣味の基本文献でありながら永らく絶版であった“幻の名著”、待望の復刻。
目次
マンホールカバー・コレクション
第1章 マンホールの蓋の発見
第2章 マンホールとその蓋
第3章 下水道の歴史
第4章 日本のトイレと下水道
第5章 近代日本の下水道
第6章 阪神・淡路大震災と下水道
第7章 現代の下水道
第8章 マンホールの蓋の鑑賞例
著者等紹介
垣下嘉徳[カキシタヨシノリ]
1952年兵庫県神戸市生まれ。神奈川県立厚木西高等学校教諭。マンホール蓋を中心とする路上観察がライフワーク。資料収集、および国内外へのフィールドワーク(写真撮影)歴は20余年に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
60
『マンホールコレクション倶楽部』推薦図書☆です。画像をまじえた説明があってうれしい一冊。日本最古のマンホールは木製(旧外国人居留地だった横浜の関内)だったとか、アメリカでは差別的だとのことからmanhole⇒People's Holeに変わりつつあるとか、の情報も楽しい。2016/01/11
ふろんた2.0
18
マンホールの鑑賞については序盤と終盤のみで、中心部は西洋と日本のトイレ史と下水道史をざっくりと。西洋史のほうはどういうわけか知ってることがあるのだが、国内のほう、特に現代の下水道事情は新しい発見であった。地元のマンホールが多く掲載されており、見覚えのあるものが多い。2015/11/27
gtn
7
とぼとぼ徒歩旅行をしていたところ、大阪府太子町で聖徳太子のマンホールが目に留まり、その魅力に取りつかれ、そこから下水道の歴史や現状にまで派生し、とうとう一冊の本になってしまった。見事。2018/10/06
もくもく
1
昨今のマンホール蓋ブーム(ホントか?)にあわせて、2005年初版の本書を一部図版の入れ替えやカラーページの増量で【復刻版】として再版したものだそうです。それにしても、最近の同系統の本に比べれば図版は少なめで、メインは下水道の構造や歴史を考察した研究論文であり、これはこれで興味深い内容ですけど、一般向けとしてはちょっと違うかも…。(^o^)2015/03/29
さとちゃん
0
読み返し。下水道があるからこそのマンホール。もともとはマンホールの蓋に惹かれて手にした本ですが、上下水道設備について考えさせられました。下水道の中に潜る、というとジャン・バルジャンもですが私が真っ先に思い浮かべたのは「押し入れの冒険」でした。2015/11/04