ＨＪ文庫 百錬の覇王と聖約の戦乙女（ヴァルキュリア）〈６〉

鷹山 誠一【著】

ホビージャパン（2014/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 275p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798609102
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

勇斗の前に突然現れた、神帝シグルドリーファ。ユグドラシル全土に君臨する彼女が幼馴染みの美月と瓜二つであることに驚きながらも、勇斗はお忍び中の彼女を宮殿でもてなすことに。彼女から現代に帰る手がかりを聞き期待を膨らませる勇斗。だがそのとき、宿敵・虎心王ステインソール率いる“雷”の軍勢が襲来！勇斗は新たな奇策をもって迎撃に挑むが！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

前半はお忍びで《狼》にやってきた美月と瓜二つの神帝リーファとの邂逅。後半は《豹》と手を組んで技術を得た虎心王ステインソールとの対決でした。二十歳過ぎて独身なことに落ち込むフェリシアとか、リーファとの会話から現代へ帰る方法のヒントを得たり、前半は比較的ほのぼのと楽しい雰囲気だったのに、後半は一転挟撃されての苦しい戦いへガラリと展開が変わりましたが、最後まで諦めない勇斗の存在は大きかったですね。それだけに最後の事件はお約束とはいえ大変なことになりそう。いろいろな意味で悲しい展開にならないといいんですけどねー。

2014/11/01

[アウル]

前半は美月にそっくりなリーファとの親交を深める日常話。後半からは《雷》軍勢を率いるステインソールとの戦争が勃発、《豹》の仮面の人は印象が薄かったな。最後にスマホを託して現代に戻った勇斗だったがどのような決断を下すのか気になる。勇斗がいなくなった《狼》はピンチだがシギュンが勝手に返した事によりステインソールが《豹》に対してどう思うのかも気になる所。

2014/11/05

[まりも]

美月にそっくりなリーファとの交流＋《豹》、《雷》連合軍と戦う話。現代へ帰る方法が分かったり久々にリネーアが登場したりとヒロインの可愛さを堪能出来る日常回は癒されますね。後半の展開も勇斗の策を力で破るステインソールとの激戦、《豹》の乱入による挟撃と緊迫感の続く感じは戦記モノらしくて良かったです。引きも見事で最後まで飽きさせない作りになっていました。勇斗は<<狼>>にとって無くてはならない存在なだけに今後どうなるのか楽しみです。スマホとリーファが次巻の鍵になるかな。

2014/11/03

[なぎのこ]

ちょっとしたところで宗主としての器の差が出てるのが地味に面白いなー。仮面さんは有能だけど、器の小ささがホントにじみ出てるｗユウトの策を天性の勘と圧倒的な力で切り開いてくるステインソールは、あまりに規格外すぎてそりゃまともに相手したくはないよね。何とか凌ぎ切ったかと思えば、ここでこのラストはズルいなー！やっぱり、リーファが鍵になるのかなぁ。美月も眼に浮かんだ紋様のことがあるし、重要な所に関わってきそう。そして、この件についてはステインソールも黙ってなさそうだし・・・。続きが気になって仕方がないです！

2014/11/11

[光一（ライト）]

凄い策略の数々でした(ユウトと作者には感服です)。日常シーンも新キャラを交えて楽しく描かれており、戦いもテンションの上がるものでした。次巻には特に期待してます。

2014/12/28