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内容説明
借金返済のため日々依頼をこなす、勤労魔術師の少年ヨアキムは、巨額の報酬に釣られて“竜に閉ざされし牢獄都市”へと向かった。依頼の内容は、都市中央の廃城で時を止められているという“災厄の魔女”を解放すること。喋る猫ラウナシカと共に、竜の咆哮が轟く都市に潜入した彼は、そこで自らの運命を変える三人の少女と出会うのだった―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝夜
8
読了。面白かったです。性格に一癖も二癖もあるような登場人物達が魅力的で良かった。個人的にはラウナシカがお気に入りですがリーチェも中々ステキです。 ヨアキムの女難メンバーも気になるので今回は長く続いて欲しいですね…2013/12/11
1_k
8
植田絵はいいのだが。壮大な話にしたい感は伝わってくるが、それが一冊で実現できているかというと……。王道ファンタジーな本編は、妙に背景を説明するのに手一杯な感じで、テンポがよろしくないかも。ずいぶん長いプロローグから、舞台と人物説明で半分が費やされて、そこからやっと話が動き始めた。そのせいか、終盤はあれよあれよと色々なことが起こりすぎて、ちょっと唐突で都合が良すぎるか。王道の展開ではある物の、いろいろと細部には疑問符がつく。上手いこと前半を削って、余裕のある描写にした方がまだ説得力が出たのでは無かろうか。2013/12/01
ちゃか
7
借金返済に追われる魔術師のヨアキムは、龍に閉ざされた牢獄都市へと向かう。牢獄に囚われた魔女を開放するという依頼を果たすために。杖を使った魔術が、独特のものみたいなんですが、その辺りの説明がもう少し欲しかったかなぁ。あとは・・・ギスタークが分かりやすく屑でいっそ安心しましたけれど。しかし、あの程度の俗物が偽王として君臨出来てる、って三眼王の血統はいったい何をしていたのか。こう、全体的に嫌いじゃないんですけど、テンポが遅いといいますか。盛り上がりが足りなかったかなぁ、と思います。一冊丸々プロローグな感じ。 2013/12/08
葛野桂馬@時津風@ハスター
7
前作がSAOにつられたような作品だったから読んでいなかったけど、今回のは花房さんらしい世界の物語でよかったと思う。アニスもそうだったけど、良くも悪くも王道ど真ん中。なので、期待を裏切るような話を求める人には合わないかもしれないけれど、王道ファンタジーが好きな人はツボにハマるんじゃないかな。今のところアニスに次いで2番目の面白さかな。続きを早く読みたい。2013/12/03
bluets8
6
相変わらず「姦しい」を楽しく表現するのが上手い人だな。ヒロインが揃ってからが面白い。ファンタジーとしては、話を壮大にしようという意図は感じられるのにし切れていない感じ。2013/12/04