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内容説明
世界屈指の魔術師ロイは、史上初の“異世界召喚”を成功させた。彼が呼び出したのは現代日本の女子高生にして、見るからにか弱そうな美少女雛菊アヤメ。だがその実態は、素手で超強力な魔術を打ち破れる位チートすぎる戦闘力の持ち主だった!!そんなアヤメと行動を共にするうち、ロイは“最強の魔術師を決める戦い”に彼女とコンビで参加することに!?―。
著者等紹介
空埜一樹[ソラノカズキ]
第1回ノベルジャパン大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
13
異世界召喚物といえば、召喚されるのは男というのが定番だけど、これはヒロインというところが少々変わり種。けれど大筋は割と王道に沿った剣(は出てこないか笑)と魔法のファンタジー物。続くことを前提に書かれたせいか、まだまだ全体的に掘り下げがたりなくて、物足りなさが残る。今後に期待というところだろうか。それにしてもジグムントはなかなかいい味が出ていて好感が持てた(笑)2013/06/15
王蠱
12
異世界召喚を土台にしたハチャメチャラブコメ、といった感じか。天才魔術師と超前衛型格闘少女という組み合わせは結構異色かもだが、性格や設定に変に捻ったところがない二人のやり取りは心地よい温かさがある。サイドメンバーも敵味方問わずいい奴らばかりで、派手さはあまりないが読み心地はかなり良い。2013/02/19
アウル
10
異世界召喚物。展開も読めやすく話の流れもわかりやすいので読みやすかった。主人公も強いんだけれどもそれ以上にヒロインがチートすぎる。さっくり読むにはいいかも。2013/07/29
尚侍
9
とっても面白かった。アヤメの文字通り笑っちゃうくらいの強さがとてもいい。所謂俺TUEEE物の系統ではあっても、小細工せず己の肉体のみを武器に攻めまくるアヤメの姿は読んでいて気持ちがいいし、作風が明るいのでいい意味で真面目な気持ちにならずスカッと楽しめる。物語の展開的に長期シリーズになる可能性が薄いことが気になるといえば気になるけど、こういう気持ちのいい話であれば逆にあまりだらだら引っ張らず、3巻で潔く終わるというのもありかもしれない。どちらにしても明るく楽しめる良作だと思う。続刊が楽しみです。2013/02/04
T.Y.
7
異世界召喚物、ただしこちらの世界から召喚された女子高生が異常に強く、魔法を握り潰しドラゴンを拳で倒してしまう話。しかし、召喚された人間の視点で異世界を描く要素と、異世界人の視点で召喚した相手に驚かされる要素が混在しているせいか、前半は視点の切り替わりが多い。これはどうも折衷的な印象があった。強く痛快でサバサバした性格のヒロイン・アヤメは魅力的だが、ロイの天才の悲哀とか女性不信とかはひどく形式的で薄い(実際にはいい女の子たちに囲まれているし)。要するに、アヤメが主人公で良かったんじゃないかと。2013/06/02