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内容説明
“英雄”と呼ばれる大魔術師アストは、ある戦いで、魔力の全てを失った。そんなアストに、国皇セドリックから、妹姫リトフィアの護衛のため魔術師学院に潜入してくれと頼まれる。食堂で下働きをしつつ、生徒として編入されるアスト。魔術が使えなくなった原因を探りつつ、刺客と戦うアストは、やがて魔術の根源にも関わる、重大な秘密に近付いていく。
著者等紹介
藤春都[フジハルミヤコ]
北海道生まれ。「第二回ノベルジャパン大賞」佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
26
もともと相当強かったはずの主人公が事情により現在Lv0、そして多分昔より強くなるのだろうお話しの一冊目。子犬っぽいはわはわしているヒロインちゃんの武器が巨大な斧という所が面白いなあと思いつつ読みました。しかし、現在の天帝といいまるで大人の出番がない所が少し残念かも。もう少ししっかりせえよ!と誰か叱ってあげた方がいいと思う。ヒロインちゃん達は軒並み普通に可愛らしいのでそれはそれで良いのですが、珍しく王様とか生徒会長とか主人公と同世代の青年達が妙に興味をそそられる存在です。ハーレム展開で空気にならなきゃいいな2014/04/28
ころん
4
かつての戦いで英雄と呼ばれていたアストだが、戦いの最中に瀕死の傷を負い、一命は取りとめたものの一切魔術が使えなくなってしまう。戦後、アストは国皇セドリックの命を受け、魔術師学院に潜入することになる。目新しさや斬新さはないけど、ちょっとした部分や設定が凝ってて面白かった。領域を展開して魔術を使うとか、領域を奪って魔術を使えるとか、ビジュアル的にも迫力あるし良いなぁ。子犬系ヒロインにツンデレヒロイン、男のライバルキャラ、あと妹と囚われの少女もかな?、キャラの配置もちゃんと整ってるし続きが楽しみ。2012/12/19
みずまさ
3
うん、面白い。どこかテンプレ的なストーリーなんですが、そのテンプレとは一線を画した部分、キャラとか魔術とかがこの作品を良作にしていると思います。しかし生徒会長が黒幕かと思ったら普通にライバルキャラで笑ったw2012/12/15
海老庵
3
絵師買いで中身はそれほど期待してなかったけど、予想外に面白かった。ディテールは甘いけど基本設定がユニークな魔法とか、ツンデレ騎士姫とか。2012/12/07
nawade
3
★★★☆☆ 天帝をはじめとした設定等は練りこんだ感があり、よくできていると思う。が、ヒロイン達に魅力が感じられないのが残念。姫様はデザインからしてモブっぽいし、エルゼは主人公に正面からぶつかるキャラであってほしかった。2012/11/30