ＨＪ文庫 六畳間の侵略者！？〈１１〉

健速【著】

ホビージャパン（2012/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 334p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798604749
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

ころな荘一〇六号室の人口密度が急上昇してからはや一年。それぞれの想いが育つ中、季節はふたたびの春が巡ってきた。孝太郎が帰れば、部屋では幽霊と魔法少女がアニメに一喜一憂し、宇宙人と地底人と大家が食事を作っている。そんな光景が当たり前になっていたある日―「どうしたんだ、その姿はっ！？」突然、早苗の輪郭が薄れ始めた。

著者等紹介

健速［タケハヤ］
「あの日々をもういちど」（ＨＪ文庫）で作家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yobata]

ころな荘106号室に侵略者達が現れてはや一年経とうとし、関係も随分変わった中、突如早苗の様子がおかしくなる。段々と薄くなっていく早苗。早苗の真実を知っていたキリハに連れられて行った病院にいたのは？そして迫られる選択に…？早苗本体回。106号室への想いより孝太郎への想いが強くなり地縛霊から憑依霊に完全移行したことにより、早苗の幽霊としての霊体が不安定になり消滅の危機。全てを知っていたキリハの処置も間に合わず、孝太郎を憑き殺して消滅するか記憶を失って本体に戻るかの二択を迫られる。この二択は究極だね…早苗に→

2014/08/02

[sskitto0504]

早苗回でしたね。ついに幽霊から人間に。表紙の早苗も可愛いですね。 今回はより孝太郎の内面も出てきましたし、これで全てのメインヒロイン達が孝太郎に対しての好意を明確にむけましたね。 まさかのゆりかのエンドも可能性として出てきたし、次も楽しみ！

2014/07/08

[クロウ]

らぶ・いず・おーる！孝太郎のトラウマと、早苗消失事件を並行して描きつつ、少女たちの絆を確かめる今回。1人のためにみんなが頑張るって、なんかすごくいいよなぁ。早苗は幽霊から霊能力者へパワーアップ(？)し、外見的にもセミロングになったりと、本当にこのシリーズは飽きさせない工夫が多くてマンネリという言葉を知らない。次回はゆりか回かな。一番成長率の高い彼女は次回も楽しませてくれるはず。楽しみ！

2015/02/07

[あなほりふくろう]

早苗回。奇蹟も、魔法も、あるんだよ（違）作者が丁寧に物語を紡いできてくれたから、この展開がとても自然に感じる。ｐ185「もっとラブな感じで！」→ｐ326「はじめてだよね…こういう、ラブなかんじのやつ…」孝太郎が己の弱さと向き合って踏み出した小さな一歩。これも、これまでころな荘の面々と醸成してきた絆があればこそ。

2012/10/08

[優柔井守]

六畳間のメンバーがやっと同じスタートラインに立った感じがします。晴海先輩や真希もふくめて純愛や最愛と言う言葉が似合うヒロイン達はこのシリーズくらいしかいないと思います。こんだけシリーズが出ているのにも関わらず面白さが増しているのは本当に素晴らしい。大好きですこのシリーズ。

2012/10/01