ＨＪ文庫 ひきこもりの彼女は神なのです。〈５〉

すえばし けん【著】

ホビージャパン（2012/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 252p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798603841
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

夏休みになり、天人の妹・奏が寮に遊びにきた。明るく礼儀正しい奏はすぐに寮の面々と打ち解け、天人は安堵するがそれも束の間。何と天人はミツカズと名乗る霊に取り憑かれ、その現世の未練を断ち切るため密かに町を案内するハメに。それでもプール、買い物と楽しい休暇を過ごす天人。だがそんな中、亜夜花は奏に「ある違和感」を感じるが…。

著者等紹介

すえばしけん［スエバシケン］
ライトノベル作家。滋賀県出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[そのぼん]

今回は離れて暮らしている主人公の妹が絡んでくるお話しでした。『いい子』を必要以上に演じようとするとゆがみが生まれる・・・って感じでしょうか。

2013/01/24

[KUWAGATA]

派手さはないけれど、安定した面白さで毎巻楽しませてくれる作品です。登場人物は、ほぼ主人公+複数の女の子という図式なのに、単純なハーレム物にならないのがいい。女の子同士の間にも様々な思惑が錯綜していて、それがいよいよ表面化したのが、次巻へと続くエピローグの展開なのでしょうか。奏ちゃんは健気でとても可愛い妹でした。亜夜花はなんだかんだとメインヒロインの席をしっかり守り続けている(空気になってない)。他の子達もちゃんと自分の立ち位置を守っている。作者の筆力の高さを感じます。あと、表紙の千那さん萌え。

2012/08/15

[Sleipnirie]

夏休みということで、主人公・天人の住む寮に実妹・奏(８才)が遊びに来た。　明るく礼儀正しいとてもいい子だが、亜夜花はその子に微かな違和感を覚えていた。　　そしてある時、天人は突然ロリコン二次オタ変態紳士な男の霊に取り憑かれてしまい、成仏を手伝うことになった。　　　　　　今回は奏回。　これは十分あり得るよね・・・。　　表紙絵にもある通り、柚原姉妹の姉・千那さんも活躍する。　今まであまり出番がなかったのでこれは面白い。　　　そして妹エピソードの内容を受けて、天人を無批判に全肯定する梨玖さんに対する回答もアリ。

2012/04/06

[bluets8]

小さな子が聞き分けが良過ぎると居たたまれない気分になるね。しかも、これまでは寮の面々に人とは家族とはを説いてきた天人が気付かないのでやきもき感が強い。でも負へのふり幅が大きかったせいか、奏が本当の意味で笑えるようになるラストは幸福感いっぱい。が、ラストがまた……ｇｋｂｒ

2012/04/04

[alleine05]

読んでいる途中はオタク幽霊の存在は浮いているのではないかと思えたが、最後には上手くまとまっていてお見事。

2012/04/04