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内容説明
生徒会副会長の二上衛一郎は「SS級オタク」「伝説の男」と呼ばれる凄腕のオタク。彼の眼鏡の光るところ、もはや敵なしとまで言われていた。そんな衛一郎を一方的にライバル視する、幼馴染の桐ケ谷百合の差し金で、次々と刺客が襲いかかる。アニメ、ゲーム、さらにはリア充!?そしてコスプレ勝負まで!果たして衛一郎はそのすべてを凌げるか!?―。
著者等紹介
浅野大志[アサノタイシ]
『ヤツの眼鏡は伊達じゃない』で「第5回ノベルジャパン大賞」奨励賞を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カインズ
8
【アニメやゲームの「なぜ?」を考察する】ハイレベルなオタクである主人公が様々な分野で勝負を挑まれ、相手を豊富な知識で圧倒する一冊。アニメやゲームに関してなんとなく疑問に思っていたことを、深く掘り下げて考察しており興味深かった。ただ、女の子に関しては、特段魅力的と感じる娘がいなかったのが残念。展開も理路整然としすぎていて、大きなヤマ場が無いために少し盛り上がりに欠けているように思えた。ラノベとしてではなく、アニメやゲームといったコンテンツに対する文化論として読むのが正しいのかもしれない。2012/02/03
524
5
☆6 オタクな主人公がいろんな人とオタクバトルをする作品。眼鏡の女の子は人気がないけど眼鏡の男の子は人気がある、よくわかる。最近、ゲームやアニメといったサブカルを中心とした作品が増えてきているが、そういう作品が好きなら気楽に読めるタイプの作品だろう。神にーさまのギャルゲースペックを削ってそれ以外の能力を上げた感じの主人公が一番いいキャラをしている。幼馴染は正直でしゃばりすぎ。もっと主人公のイラストがほしいくらいだ。【お気に入りキャラ:二上衛一郎】2012/01/30
1_k
3
頭ひとつ飛び抜けた、なかなかの良作。連作短編的な構成。一話一話の盛り上がりとオタクネタに非常に説得力があり、具体的には指摘しないが中途半端にラノベにオタネタを入れ込んだ同業他社の先生にはコレを読んで反省してもらいたいところ。全体の構成もほころびなく、新人作家? とは思えないハイレベル。ただし、読者の慣れてしまった二作目からはネタに窮するのではないかとちょっと心配になる。2012/02/08
マーシャル・アーツ
3
かなり一味違う作品だった。というか内容よりも、口絵の場面がなかなか出てこなくて表紙・口絵詐欺(正確に言えばヒロイン詐欺)かと気になったことの方が一番印象が強いかもしれないwうーん、まあ主人公はなかなかいいキャラだと思う。あと全体的にキャラが個性的でイラストもよかったとも思う。でも結局、アニメとかゲームの裏話的なものが読めればいいよって作品だったと思う。ゲーム原作のアニメ化うんぬんの話はラノベにもあてはまる話なのでうんうんと頷きながら読んでいた。まあ最大の疑問は作者は何歳なんだってことか?2012/02/05
nawade
3
★★★☆☆ タイトルからして怪作「彼女は眼鏡HOLIC」のような眼鏡愛に満ちた作品かと思ったが全然違った。人を選びそうだがオタク趣味の隅をつつくような話はなかなか気に入った。幼なじみの地位低下は自分も嘆いていた問題だ。ところで、この作者は何歳なんだ?2012/02/02
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