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内容説明
突然烈火に結婚を迫ってきた少女・響は、波乱家の分家である万丈家の者だった。響は自分の体質を忌み嫌い、呪われた血を終わらせるために協力して欲しいと烈火に告げる。だが2人は『万丈の血筋』の力により、息つく暇もなく新たな『物語』に次々と巻き込まれてしまう。―滅亡寸前の世界で、烈火の知略と響の武術が交差する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
umibooooo
6
前巻までは面白かった印象なのだが・・・今巻からなんか面白さが半減したように見える。恐らく同じ様な展開が続いてきたので、マンネリ化もしているのかなぁーと思ったりする。今後買うか悩むレベルになってきたかもしれないが・・・次読んで同じ様な感じなら正直買うのやめようかなぁーと思ってしまいました。2014/01/21
gayuu_fujina
3
親戚ちゃん登場。ある意味、烈火が周囲に出現するのは、クローズドサークルでコナン君と遭遇するくらい絶望的な状況に違いないw。ヒロインが複数登場して、相互補完してハッピーエンドを目指すというのは、1巻からのお約束では有るのだが、既に助けたヒロイン達という助力が得られるから、どんどんイージーモードになっていくという構造問題は解決して無い。適当に弱体化させてるみたいだけど、根本解決じゃないしねぇ…。2012/09/18
無銘
3
次々と世界の危機に巻き込まれるハーレムラブコメ3巻目。今回は前2巻とは微妙に毛色が異なり、1人のヒロインと3つの危機。自分の血筋が呼び寄せる危険に周囲を巻き込まぬためにヒロインを遠ざける決意をする烈火。ベタではあるし口絵バレしているせいでその後の展開は見え見えだが、あの皆が集結するシーンはグッとくる。その流れで自然に全員に見せ場を作れたのも良い。しかしこの調子でヒロインが増え続けるとさすがに全員を満遍なく活躍させるのは無理だよね。この路線でどこまでいけるのかは楽しみではあるけど。2012/03/31
加賀ますず
2
主人公が物語に巻き込まれるということは、主人公の周囲の人間も巻き込まれるということ。身近な大切な人を守る為、その人と離れなければならないというジレンマ。烈火が新ヒロインの響によって気づかされた事実に苦悩し、彼自身の答えを考えさせられる。その答えにヒロイン達は…。というシリアス色濃いめで話の展開も重めのシリーズ第3巻。男勝りなヒロインの響が実は虫とか苦手というありがちな設定、でも滅茶苦茶カワイイという「悔しい……でも感じちゃう!」状態に陥ることになろうとは。2017/09/03
Ency [L-N]
2
『ヒロイン』として『物語』に巻き込まれてしまう『万丈の血筋』を継ぐ少女・万丈響が主人公の前に現れ彼に結婚を申し込む!3巻でした。しかし結婚うんぬんはそっちのけで、新たな『物語』に次々巻き込まれ各世界を救う為に頑張るいつもの展開で変わらずだった。これはこれで面白くないわけじゃないんだけど…。新たな『物語』を追うのにページ取られて日常描写にページ割く余裕がなくて、これまで登場したヒロインたちの影が薄いのは勿体無いかな、と。でもそこはラブコメ比重が低いではなく、ヒロインが増える過程を見続ける物語という事か。2012/01/19