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内容説明
その住人のほとんどが神様という特殊な学生寮で暮らし始めた名塚天人。街の治安維持組織でもある寮の仕事として、魔術騒動の調査を任された天人は、意外にも同行を申し出た亜夜花とともに外出する。そしてなぜか“紫電の堕天使”牙龍院煌夜という痛いヒーローとして活躍する事に!それは戦神・柚原万那の作戦?悪ノリ?奇妙な調査の行方はいかに!?―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
25
今回は変なコスプレをさせられていた主人公・・・。ラノベらしく笑いの要素も入りつつ、兄を探す妹の話なんかも出てきて、笑いだけで終わらなかったところがよかったと思いました。2013/01/03
海猫
18
2巻目にして前作で動きのなかったキャラにも活躍がありシリーズとして膨らみが出てきた。今回も後半の押しが力強い。牙龍院煌夜は田中ロミオのAURAをふまえたお遊びか?2011/06/02
彼方
9
魔術使用疑いの半グレを探し街へと出向く天人たち。その正体と遭遇する中、更なる脅威が出現する第2巻。戦神の姉妹や二つの兄妹と家族の話が今回のテーマのようで、やりたい事はわかるのですが何か乱雑な…過程の掘り下げが少ないおかげでクライマックスのシーンもしんみり出来ない…。早くもひきこもりを卒業した亜夜花の急激なデレっぷりや鈍感なやり取り、神たちのインフレについていけない天人と…すっきりしない展開が続くなぁ…。もう少しキャラクターを絞るかここまでバトルバトルしなくてもと思ってしまう。続きはどうしよう。2021/10/08
カインズ
9
【虫の意地】柚原姉妹を中心に天秤の会メンバーの掘り下げが進んだ巻。千那さんが怖い、色々な意味で。今回のキーパーソンとなる十川兄妹についても、しっかりとした描写がなされていて丁寧さを感じた。反面、海里に関してはその思想や行動が極端で全く感情移入ができなかった。もっとも、その共感できない神側の思想に対して天人が頑張って抵抗する様に胸がすくという面もあるのだけれど。そして、そんな天人に対してまんざらでもない様子を見せる亜夜花が可愛らしい。もう少し明るめの話も読んでみたいかな。2011/08/21
nawade
8
★★★☆☆ 一巻を読んだ時の感想に次は柚原姉妹の出番をもっと増やしてほしいと書いたが、その希望がほぼ叶った第二巻。やはり万那は良いキャラですね、彼女が動くと話にテンポが生まれます。出番こそ万那に及ばないものの千那もインパクトの強い見せ場を用意されていて満足。二人には早くもデレ全開な亜夜花と対比させて認識の違いを乗り越えて徐々に親密になっていく様を描いて欲しいものです。ぺしんな亜夜花の表情がツボでした。牙龍院煌夜最初の闘いは魔竜院光牙最後の闘いのパロディ?2011/06/01