出版社内容情報
焚き火の魅力にとりつかれた脳科学者が、焚き火にあたりながら自分の脳波を測定する前代未聞の実験をキャンパス内で実施した。じつはこれまで、焚き火の効果は、実験で直接確かめられていなかった!
本書には、コアな焚き火好きをはじめ、脳科学に興味のある高校生や大学生、脳科学研究に取り組んでいる大学院生や研究者、新規プロジェクトを立ち上げたい方、広く教養を求めている方々に向けて、実験結果だけでなく、脳科学についても幅広く書かれている。
キャンプブームが落ち着いた今、焚き火に思いを馳せながら脳科学をじっくり学ぶための絶好の一冊。
内容説明
焚き火をするとヒトはどうなる?なぜ焚き火にハマるのか?炎の「1/fゆらぎ」と「癒やし」は本当に関係があるのか?コロナ禍に始めたキャンプで焚き火の魅力にとりつかれた脳科学者が、前代未聞の学内焚き火実験を開始!脳科学で焚き火に迫る。
目次
第1章 焚き火の魅力
第2章 焚き火と脳科学のソロ実験
第3章 焚き火の脳科学実験の結果と考察
第4章 焚き火と脳のメカニズムを考える
第5章 脳科学の研究成果は社会で活かせるか
第6章 脳の大問題を解決する
著者等紹介
岡本剛[オカモトツヨシ]
九州大学基幹教育院准教授。博士(工学)。1975年生まれ。慶應義塾大学理工学部物理学科卒業。東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻修了、博士号取得。科学技術振興機構・ERATO合原複雑数理モデルプロジェクト研究員、九州大学デジタルメディシン・イニシアティブ助教授および准教授、九州大学大学院医学研究院准教授を経て、現職。趣味と仕事の壁だけでなく、学問分野の壁を壊し続けながら、ヒトの脳の可能性を追究している。本書により単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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