出版社内容情報
深川 博史[フカガワ ヒロシ]
著・文・その他/編集
水野 敦子[ミズノ アツコ]
著・文・その他/編集
内容説明
日韓両国は、少子高齢化などによる労働力不足に直面し、外国人労働者の受入れ拡大に向けて制度改革を進めてきた。しかし、外国人労働者の増加に伴い処遇改善などが課題となっている。特に高齢化の進む農業は外国人労働者への依存を深めており、受入れ継続への切迫感が強い。本書は、これらを日韓共通課題と捉え、その研究成果を収めている。
目次
総論 日韓における外国人労働者受入れの現状と課題
第1部 日韓両国の外国人労働者受入れ制度の比較(日韓の外国人労働者受入れの経過と現状;韓国における雇用許可制の実態と日本への示唆―「フロントドア」からの受入れでもみられるブローカー、入国前借金、厳しい労働環境;特定技能制度と雇用許可制の比較―労働市場補完性と需給システムを中心に;韓国の移住民と社会統合―農業移住民と結婚移民を中心に;非熟練外国人労働者の受入れと韓国語教育)
第2部 日韓農業における外国人労働者の受入れ(韓国の農業における外国人労働者の雇用に関する考察;韓国農業における労働力需要の季節的変動への対応―外国人の短期雇用を中心として;日本農業及び食品加工業における外国人労働者の現状;日本の農業分野における外国人労働者の受入れ―熊本県阿蘇農業の繁閑差への対応)
著者等紹介
深川博史[フカガワヒロシ]
東海大学文理融合学部教授(九州大学名誉教授、前九州大学韓国研究センター長)
水野敦子[ミズノアツコ]
九州大学大学院経済学研究院准教授(九州大学韓国研究センター複担教員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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