内容説明
明治維新とは何だったのか?神話としての明治維新像をたどり、現代的な語りの可能性を考える第1部。革命に焦点を当て、中国・チベット・ロシアを近代日本とつなげて議論する第2部。急激な近代化にさらされた周縁からナショナル・ヒストリーを捉え直す第3部。時代や場所によって異なる意味を持つ明治維新を、三つの視点から問い直す。
目次
第1部 明治維新という神話(単純な物語の危険性―明治維新一五〇周年に際して;中国から見た明治維新認識;明治維新の賞味期限―語りの変遷をめぐって)
第2部 連鎖する革命(清末中国の政治改革と明治維新;日本・チベットの邂逅と辛亥革命;十月革命と明治維新)
第3部 押し寄せる近代(接続される海;日本帝国と沖縄近代;真杉静枝と坂口〓子の台湾表象)
著者等紹介
オーガスティン,マシュー[オーガスティン,マシュー] [Augustine,Matthew]
九州大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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