内容説明
マイスターの手仕事から規格化・大量生産へ。芸術性の追求と市場経済の進展の間で展開した、20世紀初頭ドイツの芸術運動。バウハウス以前の工房と、その担い手たちの教育に光を当てた初の書。
目次
序章 世紀転換期のドイツにおける美術工芸の工房と教育(研究の目的;先行研究 ほか)
第1章 ミュンヘン手工芸連合工房(設立の経緯;会社沿革 ほか)
第2章 ドイツ工房(会社沿革;万国博覧会への参加 ほか)
第3章 教育工房と美術工芸学校などにおける工房教育―工房の図案家による工房教育理念の導入(ヴュルテンベルク王立美術工芸学校教育実験工房、シュトゥットガルト;ニュルンベルクのバイエルン産業博物館附属美術工芸マイスター・コース ほか)
結章
著者等紹介
針貝綾[ハリカイアヤ]
博士(芸術学)。1997/98年度ロータリー国際親善奨学生としてミュンヘン大学に留学。1999年筑波大学博士課程芸術学研究科芸術学専攻単位取得退学。鹿児島県立短期大学生活科学科講師(生活デザインを担当)を経て、2004年より長崎大学教育学部准教授(美術理論・美術史を担当)。2009年平成21年度日本デザイン学会年間論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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