内容説明
学級崩壊、学力低下など教育現場の課題に精神科学の視点から突破口を。教室の子どもたちを能動的に学習させるための授業法は教師の発するメッセージのなかにあり、彼らの「やる気」の引き出し方は脳科学のなかにある。「近代社会は精神科学がなければ存在できない」というディルタイ的発想から発する教育実践への道筋のなかに、アクティブラーニングの源流を探る。
目次
ディルタイと精神科学的教育学の理念
第1部 精神科学から見た知識習得とその条件(精神科学から見た知識概念;精神科学から見た知識習得;自然科学から見た知識習得;精神科学から見た学習するということ)
第2部 精神科学から見た授業展開とその条件(認識の本質と授業展開;事実認識と授業展開;読み物資料を用いた道徳授業;道徳的ジレンマとどう向き合うか;授業展開をどう構想するか)
著者等紹介
森邦昭[モリクニアキ]
1958年佐賀県生まれ。1981年九州大学教育学部卒業。1988年九州大学大学院教育学研究科博士後期課程単位修得退学。福岡女子大学文学部講師、90年同助教授、2004年同教授。2011年福岡女子大学国際文理学部教授。2015年博士(教育学)(九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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