目次
第1部 地域性から考える―自己/他者認識の原基(東アジア地域社会の形成と古代国家の誕生;漢唐間の中国と日本―日本文明の特質との関連から見た;朝鮮古代(新羅)の「近中華」意識の形成
朝鮮中世の国家姿勢と対外関係)
第2部 ヒトのつながりから考える―越境するネットワーク(日本中世に居住した外国人;ルーベンスの描いた朝鮮人―十六・十七世紀における東アジア人のディアスポラ;初期コミンテルンと東アジア―もう一つの日本共産党創立史;国境地域における交流と変容―対馬を事例に)
第3部 モノから考える―移動する文物(近世の中国・朝鮮・日本に伝播した『孔子聖蹟図』;大名蔵書の中の国際交流―平戸藩楽歳堂の蔵書目録から;高麗仏画研究から学ぶこと)
第4部 コトバから考える―交錯する言語(日本における『説文解字』;漢字で日本語を書く―万葉仮名の世界;満洲語―話しことば・書きことばとその使い手)
著者等紹介
森平雅彦[モリヒラマサヒコ]
九州大学文学部。朝鮮史学研究室、准教授
岩崎義則[イワサキヨシノリ]
九州大学文学部。日本史学研究室、准教授
高山倫明[タカヤマミチアキ]
九州大学文学部。国語学・国文学研究室、教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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