内容説明
フォーク世代の50歳。末期がん、余命半年…、2カ月の入院で生還するも、その体験から、以来いっさいの医療行為をやめて自分らしく生きる。ギターを弾き唄う、『戦うオヤジの応援団』、路上ライブ、コンサート、CD発売…、心が、そして体がかわっていく。再発、転移、そのたびに告げられる人生の期限を越えて5年。誰しもオヤジ年齢ともなれば、自らの命が有限であると思わぬことはないだろう。そこにスックと立てたとき、本音の人生の後半戦が始まる。「がん」を分岐点とした、ひとりのオヤジの飄々・痛快エッセイ。
目次
西へ向かう東田寿和(私の青空;悲しくてやりきれない;嘘は罪;風に吹かれて;主婦のブルース ほか)
対談デューク更家VS東田寿和―臨界点を超える
Net Forum『戦うオヤジの応援団』発起人・山下浩司―オヤジたちは自ら戦い、そして戦いを応援する
著者等紹介
東田寿和[ヒガシダヒサカズ]
1954年、大阪府生まれ。44歳のとき、上咽頭がん、余命半年の告知を受ける。2カ月の入院で生還するも、いまだ解明されたとはいいがたい「がん」という病気の現状と、普通の人が普通に受けることのできる医療現場の実体をつぶさにする。以来、いっさいの医療行為をたち、「最終的には自分でオトシマエをつけよう」と決意。フォーク世代のNet Forum『戦うオヤジの応援団』に出会い、再びギターを弾き、人前で唄う。大親友デューク更家との再会。CD発売…。再発、転移、そのたびに告げられる人生の期限を越えて、「がん」を分岐点とした本音の人生の後半戦を生きる。兵庫県丹波市在住、家族は妻・母・一男一女
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。