内容説明
本書は、フルートを吹くために最低限必要なことだけを、正しく楽しく身につけてもらうための独習書です。フルートの初歩の段階でたいして必要のないことや、頭が痛くなるような難しい内容は思い切ってばっさりカット。そのかわり、フルートの取扱いや、くちびるの使い方、音の出し方など、初めてフルートを手にしたあなたにとって絶対に必要なことがらは、可能なかぎり分かりやすく丁寧に説明しています。
目次
1 まず知っておきたいこと(これからフルートを買う人に;フルート各部の名称 ほか)
2 楽譜について(楽譜の読み方;拍子と音符について)
3 音を出すまえに(呼吸のトレーニング;吹き口をつくる)
4 音を出してみよう(頭部管だけ使って発音練習;正しい呼吸法 ほか)
5 練習曲を楽しもう(月の光;さようなら ほか)
応用曲(となりのトトロ;剣の舞 ほか)
著者等紹介
山下兼司[ヤマシタケンジ]
1972年、東京芸術大学音楽学部器楽科(フルート)卒業。1974年渡欧。パリでM.デボスト、ウィーン国立音楽大学でH.レズニチェック、ロンドンでW.ベネットに師事。あわせて、スイス、日本におけるマルセル・モイーズのマスタークラスに参加。1977年帰国。NHK洋楽オーディション合格。マルセル・モイーズ特別コンサートにソリストとして出演。以来、東京文化会館、石橋メモリアルホール、草月ホール、音友ホールなど、各地でソロリサイタル活動を行う。またフルートの製造コンサルタント、音楽雑誌への執筆なども行う。1981年に始めた自主企画による室内楽の連続演奏会は現在も継続中。山下無風、大橋正、林リリ子、川崎優、吉田雅夫、高橋利夫の諸氏に師事
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