出版社内容情報
「問題社員」に翻弄されている職場を救え!
法的リスク、精神的ストレス、トラブルなしで辞めてもらう極意、「辞めさせたいけど、言えない……」その悩みを解決するプロのノウハウをすべてお見せします!
みなさんの職場にこんな「困った人」はいませんか?
・遅刻、欠勤を繰り返し、他の従業員の士気を下げてしまう人
・成績は優秀だが「俺が稼いで食わせてやっているんだ」などと発言し、まわりを委縮させる人
・会社や上司の指示に従わないで、なにかあると「パワハラだ!」と騒ぎ出す人
・パワハラやセクハラを日常的に行っている上司
こうした、いわゆる「問題社員」がいかにまわりの社員に好ましくない影響を与え、会社に損失をもたらしているか、みなさんも十分に感じていると思います。
しかし、気がついても対処法がわからず放置している。そしてますます職場の雰囲気が悪くなり、見切りをつけて「いい人」から辞めていってしまう……
そんな数多くの職場を救うために日々活動し、その実績から全国の経営者に「円満退職請負人」と呼ばれるようになった西脇弁護士が、自身が培った「問題社員に円満に辞めてもらう」方法を初めて1冊にまとめました。
本書では単に法的な手続きのみではなく、「本当に会社を辞めてもらうべきなのか」の判断指標や「円満に」辞めてもらうために必要な事前準備、辞めてもらうと経営判断したあとの体系立った無駄のないスピーディな退職までの流れから、辞めてもらったあとの「組織を再編する方法」までを再現性高く理解できるようにしました。
また、問題社員との面談の場を想定した弁護士ならではの「リアルな交渉術」、難しく複雑な法律用語の「対話形式」での解説など、一般ビジネスパーソンにとって「役立つ・読みやすい」内容になっています。
さあ、今こそ「問題」を解決し、組織の生産性を取り戻しましょう!
【こんな人におススメ】
・問題社員を抱えていて、対応に困っている経営者、人事担当者
・「クビにする」ことをいきなり弁護士に依頼するのはハードルが高いと感じている方
【著者紹介】
西脇健人
弁護士/弁護士法人せいわ法律事務所
日本初、企業側の退職代行サービス「Resgent(リスジェント)」を提供。Resgentとは「restructuring(再編)」と「agent(代理人)」を組み合わせた造語で、経営者・人事担当者の代わりに、弁護士が直接従業員と業務改善および退職交渉等を行うサービスで、これにより、経営者・人事担当者の方々の精神的負担を軽減し、他の業務に注力してもらうことにより企業の総合的な業務改善を目指している。過去100件以上の実績で著者はいつしか「円満退職請負人」と呼ばれるようになった。
【目次】
序章 問題社員ってどんな人? その特徴とまわりに与える影響
■これがTHE問題社員 問題社員の特徴とは?
・実際にあった問題社員の困った事例
・横領、窃盗、占有を繰り返す社員も
・「問題社員」の7つの類型
・問題社員の心理と行動の裏に潜むもの
■問題社員がもたらす損害と失われる機会
・問題社員が会社にもたらした損害の事例
・問題社員は他に「活躍できる場」がきっとある
・他で活躍するのが難しそうな問題社員は
第1章 「解雇」に関する法律と、その法的リスクを知る
■日本の法律における「解雇事由」は非常にあいまい
■「解雇」に関する法律を確認して円満退職への心を決める
・「客観的に合理的」ではない解雇事由とは?
・過去判例から解雇可能かどうかを見る
■解雇等に伴うリスクと負担を正しく理解し、それを回避する方法を探す
・「解雇」の3つの法的リスク
・時間がかかる、手間がかかる、精神的に負担、評判が下がる
・だからこそ「円満退職」を目指すべき
■コラム 懲戒解雇と普通解雇、何が違うの?1
第2章 問題社員の「クビ切り」は「覚悟」が8割! 覚悟を決めるためのマインドセット
■何が違う?「解雇」と「円満退職」
■円満退職のメリット、デメリットを整理して決意を固める
・会社側のメリット、デメリット
・問題社員側のメリット、デメリット
■その問題社員、本当に辞めさせたい?「経営者自身の意思」を確認する
・「辞めてもらうかどうか」をフローチャートで確認
・円満退職の対象にすべきか迷った時はどうしたらいい?
・根本的な部分も見る必要がある
・「辞めさせずに済む方法はないか」を考える
・「職場環境には問題ないのか」も考えてみる
■コラム 懲戒解雇と普通解雇、何が違うの?2
第3章 「クビを切る」と決意した日からすぐにはじめる、準備の3つのステップ
■円満退職に向けた3つのステップ
■ステップ1 「証拠」を集めて事実関係を明らかにする
・あくまで円満退職前提だが「保険」をかけておく
・問題行動を処罰し、記録に残す
・「物的証拠」を集める手段と方法
・他の従業員へからも「証拠」を集める
・従業員へのヒアリング時の注意点
■コラム 懲戒処分って何?
■ステップ2 決行の「Xデー」を迅速に決める
・「Xデー=退職交渉の日=退職日」である
・実施するのに最適な時間帯とは?
・意外と重要な「場所」の問題
■ステップ3 交渉当日に必要な書類をあらかじめ準備しておく
・速やかに退職できるように準備するべき事務手続き
・「合意退職」の書面の作り方
・万が一に備えた書面も準備しておく
■「引き継ぎは不可能」と理解した上で現場の
内容説明
法的リスクゼロ!精神的ストレスゼロ!トラブルなしで辞めてもらう極意。「辞めさせたいけど、言えない…」その悩み、プロのノウハウで解決します!違法・違反行為は絶対に許さない!社員も会社も幸せになる「円満退職」の仕組みとそのプロセスとは?“あの社員”のせいで、職場が崩壊する前に…「辞めてもらう」ことも会社を守る経営戦略だ!
目次
序章 問題社員ってどんな人?その特徴とまわりに与える影響
第1章 「解雇」に関する法律と、その法的リスク
第2章 問題社員の「クビ切り」は「覚悟」が8割!覚悟を決めるためのマインドセット
第3章 「クビを切る」と決意した日からすぐに始める、準備の3つのステップ
第4章 Xデー当日の具体的な交渉方法と交渉に適した環境づくり
第5章 問題社員の退職を活かし、新たな組織文化の構築を目指す
著者等紹介
西脇健人[ニシワキケント]
弁護士/弁護士法人せいわ法律事務所代表取締役/株式会社K2、株式会社Terminal system、株式会社Laxia等。1984年愛知県生まれ。名古屋大学法科大学院卒。新第64期司法修習修了、愛知県弁護士会登録。2016年、独立し、2019年、弁護士法人せいわ法律事務所を設立。以後、企業法務・労働問題、M&A等を中心に活動。2021年に企業向けサービスとして「Resgent(リスジェント)」を展開。以降「円満退職請負人」として人気を博す。弁護士業と同時並行して、不動産業、建設業、システム業、M&A仲介業等の法人も多数経営しており、数年でグループ時価評価額100億円を超えるコングロマリット企業を率いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。