出版社内容情報
介護サービス事業者や職員に向けて、新しい介護サービスのありかた「保険外サービス」について解説!介護ビジネス――次の一手は混合介護。
本書は、主に介護保険事業者や介護職員の方々に向けて、
「介護保険を使わない新しい介護サービス」について解説する本です。
既に始まっているサービスから得られるアイデアや注意点なども
盛り込んでいます。
国の介護保険は、財政難から重度の利用者に向かいつつあります。
また、3年に一度の大きな介護保険改正や介護報酬改定は、
中小事業者をはじめ、大手であっても、常に変革が求められます。
度重なる改定は、昨今の介護人材不足と相まって介護ビジネスの
経営を困難にし、今後は、介護保険に依存する現在のビジネスモデルが
成立しにくくなるとも言われています。
一方、軽度者向けの生活支援サービスには、次々に民間企業が参入しています。
そこで介護事業者は、介護のプロとしての知識や経験・ノウハウという
強みを生かして、利用者のニーズをとらえ、地域に密着した新しいサービス――
ヘルスケアや介護予防、生活支援サービスを考える必要があります。
「介護保険外サービス」は現時点では、まだまだ軌道に乗せるのが
難しいと言われています。どこも先行投資の位置付けで、大手は資本頼み、
中小は地域力がカギ。それでも、動きは加速していって待ったなしです!
いま、動き始めることが重要です。
【著者紹介】
小濱道博(コハマ ミチヒロ)
小濱介護経営事務所代表。企業・団体などの税務顧問のほか、各地の自治体や
社会福祉協議会主催の講演会・講習会などの講師、介護関係のテキスト執筆、
雑誌等(日経ヘルスケア、シルバー産業新聞など)での執筆などを行っている。
IT関連監修も(会計王16 介護事業所スタイル ソリマチ/MAP介護収入
シミュレーションシステム MAP経営)。
著書に『これならわかる〈スッキリ図解〉介護ビジネス』(共著)と
『これならわかる〈スッキリ図解〉実地指導 介護事業』(ともに翔泳社)など。
第1章:介護サービスが大きく変わる!
第2章:保険外サービスをはじめよう
第3章:保険外サービスのアイデア
第4章:サービス内容を工夫しよう
第5章:保険外サービスを成功させるために
第6章:運用で知っておきたいこと
第7章:障害福祉サービス参入も検討しよう
巻末:介護保険外サービスの参考事例
小濱 道博[コハマ ミチヒロ]
内容説明
国は、団塊の世代が75歳以上となる2025年までに「地域包括ケアシステム」を整備しようとしています。ここでキーワードとなってくるのが「介護保険外サービス」。今後ますます増大する介護ニーズをすべて公的な介護保険で賄うのは到底難しく、そこで利用者の自費による保険外サービスが注目されています。介護保険サービス事業者は、3年に一度の報酬改定に振り回されますが、介護保険事業1本のみに頼ることは、経営上の大きなリスクです。別の柱となる新事業立ち上げの検討が迫られています。本書は、現在の介護保険サービスを取り巻く状況を簡単におさらいしつつ、介護サービスの新しいありかた「介護保険外サービス」について解説します。サービスの考え方、既存サービスから得られるアイデア、工夫や注意点についても盛り込んでいます。
目次
第1章 介護サービスが大きく変わる!
第2章 保険外サービスをはじめよう
第3章 保険外サービスのアイデア
第4章 サービス内容を工夫しよう
第5章 保険外サービスを成功させるために
第6章 運用で知っておきたいこと
第7章 障害福祉サービス参入も検討しよう
巻末 介護保険外サービスの参考事例
著者等紹介
小濱道博[コハマミチヒロ]
小濱介護経営事務所代表。北海道札幌市出身。全国で介護事業の経営支援、コンプライアンス支援を手がける。介護経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。個別相談、個別指導も全国で実施。全国の介護保険課、介護関連の各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター等主催の講演会での講師実績も多数。C‐MAS介護事業経営研究会最高顧問、C‐SR一般社団法人介護経営研究会専務理事、NKK一般社団法人日本介護経営研究協会なども兼ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。