CodeZine books<br> システムテスト自動化標準ガイド

電子版価格
¥4,180
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

CodeZine books
システムテスト自動化標準ガイド

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 459p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784798139210
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

出版社内容情報

難しい「システムテストの自動化」を実現するためのノウハウを詰め込んだ、開発者・テスト担当者の必携バイブル!

自動化が困難なソフトウェアテストの1つ
「システムテスト」の自動化に取り組むエンジニアの必携バイブル!
今日、テスト駆動開発やCI(継続的インテグレーション)の技術や環境が普及し、ソースコードのユニットテストやビルド時の結合テストでは、自動化が一般的に行われるようになりました。
一方で、ソフトウェアをユーザーが操作したときに問題がないことを確認する「システムテスト」では、自動化が進んでいません。そのため、顧客やユーザーにソフトウェアを確認してもらう受け入れテストへなかなか移れないケースが多発しています。これは顧客・ユーザーへ動作するソフトウェアをいつでも、何度でも提出し、確認しながら進めていくアジャイル開発において、特に大きなボトルネックになってきます。
本書は、この「システムテストの自動化」の課題に取り組むための解説書です。この分野の権威である著者が、システムテストの自動化を実現するために考慮すべきこと、発生しうる問題、解決策や方針などを示します。その中には、ツールの選択方法や、開発チームへの普及手段なども含まれます。
さらに、Seleniumなど現在の開発現場でシステムテストのために使用されるツールによる応用例も掲載。システムテストの自動化を目指すエンジニアにはバイブルと言える1冊です。
【訳者一覧】
第1部
 第1章翻訳 森 龍二
 第2章翻訳 近江 久美子
 第3章翻訳 鈴木 一裕
 第4章翻訳 永田 敦
 第5章翻訳 吉村 好廣
 第6章翻訳 板垣 真太郎
 第7章翻訳 浦山 さつき
 第8章翻訳 井芹 洋輝
 第9章翻訳 松木 晋祐
 第10章翻訳 長田 学
 第11章翻訳 早川 隆治

第2部
 第12章執筆 伊藤 望
 第13章執筆 玉川 紘子
 第14章執筆 長谷川 孝二
 第15章執筆 きょん

第1部監訳 鈴木 一裕
第2部監修 太田 健一郎

第1部 テスト実行を自動化する技法

■第1章 テスト自動化のコンテキスト
1.1: イントロダクション / 1.2: テスティングとテスト自動化の違い / 1.3: Vモデル / 1.4: 開発ライフサイクル全体のテスト活動を助けるツール / 1.5: テスト自動化の利点 / 1.6: テスト自動化に共通の問題 / 1.7: テスト活動 / 1.8: テスト設計は自動化の対象か? / 1.9: ソフトウェアテスティング自動化の限界 / 1.10: まとめ

■第2章 キャプチャーリプレイはテスト自動化ではない
2.1: 例題アプリケーション「Scribble」 / 2.2: 手動テストのプロセス─何を自動化すべきか? / 2.3: テスト実行の自動化─入力 / 2.4: テスト結果の比較の自動化 / 2.5: テストの自動化の進化における次のステップ / 2.6: 結論─自動化は自動的には行われない / 2.7: まとめ

■第3章 スクリプティングの技法
3.1: イントロダクション / 3.2: スクリプティングの技法 / 3.3: スクリプト前処理 / 3.4: まとめ

■第4章 自動比較
4.1: 検証、比較、そして自動化 / 4.2: コンパレータは何を比較するか? / 4.3: 動的比較 / 4.4: 実行後比較 / 4.5: 単純な比較 / 4.6: 複雑な比較 / 4.7: テストの感度 / 4.8: 結果の異なるタイプの比較 / 4.9: 比較フィルタ / 4.10: 比較のガイドライン / 4.11: まとめ

■第5章 テストウェアアーキテクチャ
5.1: テストウェアアーキテクチャとは何か / 5.2: カギとなる4つの課題 / 5.3: 取り組み方 / 5.4: これはやりすぎだろうか? / 5.5: まとめ

■第6章 前処理と後処理の自動化
6.1: 前処理と後処理とは何か? / 6.2: 前処理と後処理 / 6.3: テストケース実行後に何が起こるか? / 6.4: 実装の問題 / 6.5: まとめ

■第7章 保守性の高いテストの構築
7.1: 自動テストのメンテナンスにおける問題 / 7.2: テストメンテナンスの要因 / 7.3: 落とし穴 / 7.4: 戦略と戦術 / 7.5: まとめ

■第8章 メトリクス
8.1: なぜテストとテスト自動化を計測するのか? / 8.2: 計測できるもの / 8.3: テストとテスト自動化の目的 / 8.4: ソフトウェアテストの属性 / 8.5: テスト自動化の属性 / 8.6: 最高のテスト自動化の仕組みはどれだろう? / 8.7: 本当に全てを計測すべきなのか? / 8.8: まとめ

■第9章 その他の課題
9.1: どのテストを(最初に)自動化すべきか? / 9.2: どのテストをいつ実行するか? / 9.3: テスト実行の順序 / 9.4: テストステータス / 9.5: (自動)テスト容易性を高めるためのソフトウェア設計 / 9.6: 同期 / 9.7: 自動テストの進捗のモニタリング / 9.8: ツールに合わせた仕組みのテーラリング / 9.9: まとめ

■第10章 テスト自動化ツールの選択
10.1: ■第10章と■第11章の概要 / 10.2: ツール選択をどのように開始するか? / 10.3: ツール選択プロジェクト / 10.4: ツール選択チーム / 10.5: 要件の把握 / 10.6: 制約条件の把握 / 10.7: ツールを作成するか購入するか? / 10.8: 市場で入手可能なツールの把握 / 10.9: 候補リストに挙がったツールの評価 / 10.10: 意思決定を行う / 10.11: まとめ

■第11章 組織内へのツールの導入
11.1: 何が間違いだったのか? / 11.2: 導入プロセスの管理の重要性 / 11.3: 導入と変革のプロセスにおける役割 / 11.4: 組織幹部のコミットメント / 11.5: 自動化導入の準備 / 11.6: パイロットプロジェクト / 11.7: 計画的な段階的導入または本格展開 / 11.8: テスティングツール導入に特有の問題 / 11.9: 人の問題 / 11.10: 結論 / 11.11: まとめ

第2部 システムテスト自動化のケーススタディ

■第12章 Seleniumでメンテナンス性の高いテストスクリプトを構築する
12.1: Seleniumとは / 12.2: テストスクリプトのメンテナンス性を高める / 12.3: まとめ

■第13章 キーワード駆動スクリプト実践事例
13.1: 第1部の振り返り / 13.2: 運用上の課題 / 13.3: 証券系システムのシナリオテストにおけるキーワード駆動スクリプトの利用例 / 13.4: まとめ

■第14章 CI(継続的インテグレーション)
14.1: テストウェアアーキテクチャの統合と管理 / 14.2: テスト実行環境の再現性を保つ / 14.3: CI(継続的インテグレーション) / 14.4: Travis CI / 14.5: まとめ

■第15章 状態遷移に着目したテスティングフレームワークの作成
15.1: テストの何を自動化するか / 15.2: 事例の背景 / 15.3: テスティングフレームワークの作成 / 15.4: まとめ

内容説明

退屈なテストにさようなら。システムテストを自動化するプログラムを技術・組織の両面から実践的に解説。Seleniumなどの各種ツールを使ったシステムテスト自動化の事例も収録。

目次

第1部 テストの実行を自動化する技法(テスト自動化のコンテキスト;キャプチャーリプレイはテスト自動化ではない;スクリプティングの技法;自動比較;テストウェアアーキテクチャ;前処理と後処理の自動化;保守性の高いテストを構築する;メトリクス;その他の課題;テスト自動化ツールの選択;組織内へのツールの導入)
第2部 システムテスト自動化のケーススタディ(Seleniumで保守性の高いテストスクリプトを構築する;キーワード駆動スクリプト実践事例;CI(継続的インテグレーション)
状態遷移に着目したテスティングフレームワークの構築事例)

著者等紹介

フュースター,マーク[フュースター,マーク] [Fewster,Mark]
ソフトウェアテスティングの分野において30年以上の経験があり、その経験はテストのマネジメント、テスト技法、テスト自動化と多岐にわたる。ここ20年間はソフトウェアテスティングにおけるコンサルテーションやトレーニングの提供、論文の執筆、Dorothy Graham氏との2冊の本の共同執筆を行っている。英国内外でのカンファレンスやセミナーでの講演も好評で、Mercury BTO Innovation in Quality Awardを受賞している

グラハム,ドロシー[グラハム,ドロシー] [Graham,Dorothy]
ソフトウェアテスティングに40年以上携わっており、4冊の共著書がある。現在はSeretta Gamba氏とともに、テスト自動化パターンの策定に取り組んでいる。EuroSTARのソフトウェアテスティングに関するカンファレンスや出版の委員を務めるほか、1993年と2009年にはプログラム議長を務めた。ISEBのソフトウェアテスティング委員会の立ち上げメンバーであり、ISTQBのファンデーションレベルのシラバス初版執筆のワーキングメンバーでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

閑居

5
とっくの昔に読み終えてたけど登録し忘れてて再読。かなり現場のニーズに即している。単に「自動化いいよー」だけじゃなくて、失敗した事例ややらないほうがいい場合も含めて語ってくれてるのがありがたい。また、自動化だけじゃなくて、テストウェアの構成管理や自動化に向けた組織の意思決定まで見据えてるところがGood。2019/02/06

ninn.atsu

2
テスト自動化の標準ガイドというだけあって、内容はすごく濃い。読むのに苦労した。実際にやってみる時に参考にしながら進めたい。良書だと思う。2016/01/28

くまきち

1
良著なのは間違いない。これからシステムテストの自動化に取り組もうと思っている人は読んでおくべき一冊。個人的には、前半が内容厚く、後半ややだれ気味に感じたがどうだろう?自分がだれたからかな?手元に置いて、何回か読み返すと良いかも。2017/12/03

rubeee

1
内容が濃いのとカバー範囲が広い。まずはざっと読んでおいてテスト自動化を進めるにあたってやり方を迷ったらその部分を読み直すというのが良さそう。全くテスト自動化を検討したことない人はイメージつきづらいと思うが、逆に職務としてやる必要がある人は一読しておくべき。テスト自動化は特に、実際にやるとなると一般的なイメージと反して非常に複雑で考慮すべきポイントが多いので、周りへの説得の材料としても使える。標準ガイドなので、具体的なツールとかが知りたい場合は別の本ないし具体的な事例を調べたほうが良い。2017/02/10

Kazuyuki Koishikawa

1
キャプチャ&リプレイは自動化ではないの所の説得方法を模索していたのでよかった。2014/12/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8961590
  • ご注意事項

最近チェックした商品