感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
28
Febeにて。一つのハイテク製品おいてテクノロジーライフサイクルの観点で消費者の変遷から考えるマーケティング理論。テクノロジーマニアとビジョナリーからなる初期市場と実利主義者、保守派からメインストリーム市場には大きなキャズムが存在する。キャズム攻略にはマーケティングセグメンテーションによる橋頭堡の設定とボーリングレーン戦略、コアプロダクトからホールプロダクト開発への切り替え。いかに「小さい池の大きな魚になれる」か。2016/12/29
犬こ
20
アーリー・マジョリティやレイト・マジョリティによって構成されるメジャー市場のあいだには、容易には越えがたいキャズム(深い溝)があり、これを越えたとしても継続し続けるのにまたマーケティング戦略が必要。市場を制するにはあらゆる戦略網が張られていることに驚かされます。2017/01/04
イノベーター
14
初版を読んでいたけれど、2が出たきっかけで読み直して良かったです。 すごく高い解像度で、新しいテクノロジーをマーケティングするための方法論と、やってしまいがちな失敗が書かれていてビックリ。2015/02/24
とうゆ
11
初期市場とメインストリーム市場は、その性質において大きく異なる。そのため、初期市場と同じような戦略でメインストリーム市場を攻略することは難しい。メインストリーム市場にいる顧客の性質を分析し、その顧客が買いやすい製品・サービス環境を提供する。その方法論の一つとして、本書はとても有効だろう。2015/01/17
とり
10
キャズムとは、早期採用者(Early adopters)と前期マジョリティ(Early majority)の間に存在する(とムーアが仮定している)大きなギャップのことである。このギャップを乗り越えられれば、新製品が広く普及することになる。本書で述べているキャズム理論は、ロジャーズの「イノベーションの普及理論」の一部を誇張して、ハイテク製品マーケティング向けに再設計したものであり、ハイテク新製品の市場開拓戦略を具体的に考える時に役立つ実務向けの理論。2025/11/29




