内容説明
連携した複数の端末を同時利用するインタラクティブな「マルチスクリーン」型のWebサービス開発を、具体例とともに解説しています。本書で実装しているサンプルシステムは、HTML5の特徴的なAPIを広く利用するように設計しています。これにより、実装を通じて最新のWeb技術を体感しながら学ぶことができます。
目次
1 サービス開発の基礎知識・技術(HTML5とは;HTML5と親和性の高い情報連携技術;HTML5による通信やデバイスの制御;HTML5によるマルチメディア処理;ブラウザに用意される汎用ストレージ機構)
2 サービス開発の実践(スマートテレビの概要;マルチスクリーンサービスの設計;WebPC(メインPC)の実装
外部のWebサービスからの情報取得と表示
TVPC(スクリーンPC)の実装
Serverへのファイルアップロード
Serverの構成と外部システム連携
動作確認
未来のマルチスクリーンサービス
付録)
著者等紹介
小林透[コバヤシトオル]
日本電信電話株式会社サービスイノベーション総合研究所。1987年日本電信電話株式会社入社。入社以来、ソフトウェア研究所、情報流通プラットフォーム研究所にてソフトウェア生産技術、ユビキタスコンピューティング、情報セキュリティなどの研究開発に従事。1998年から4年間、ドイツ・デュッセルドルフにて、欧州研究機関との共同研究、スマートカード関連標準化業務に従事。研究企画部門セキュリティプロデューサを経て、現在、NTTサービスエボリューション研究所において、データマイニング、次世代Web技術に関わる研究開発を担当。博士(工学)
瀬古俊一[セコシュンイチ]
日本電信電話株式会社サービスイノベーション総合研究所。2008年日本電信電話株式会社に入社。入社以来、位置情報や加速度センサなどのライフログからユーザプロファイルを推定する技術、およびライフログを利用したレコメンドアルゴリズム技術の研究開発に従事。その後、検索やレコメンド結果の表現や操作インタフェースの研究に従事。現在、サービスエボリューション研究所にて災害時における情報共有を行うための研究開発を担当。2011年IEEE ICCE Special Merit Awards、FIT 2010ヤングリサーチャー賞受賞
川添雄彦[カワゾエカツヒコ]
日本電信電話株式会社研究企画部門。1987年日本電信電話株式会社に入社。入社以来、衛星通信システム、パーソナル通信システムの研究開発に携わった後、放送と通信が連携したブロードバンドサービスの研究開発プロジェクトを推進。研究企画部門コンテンツ流通チーフプロデューサーを経て、2012年7月、研究企画部門、理事、エグゼクティブプロデューサーに就任。ARIBサーバ型放送作業班副主任としてARIB‐B38の策定にも従事。2007年度高柳記念奨励賞受賞。情報工学博士(京都大学)
篠原弘道[シノハラヒロミチ]
日本電信電話株式会社常務取締役。1978年日本電信電話公社に入社。入社以来、FTTH技術、次世代ネットワーク等に関する研究開発に従事。NTTアクセスサービスシステム研究所長を経て、2007年6月にNTT情報流通基盤総合研究所長に就任。2009年6月、取締役研究企画部門長に就任以降、NTT研究開発部門の最高責任者として、研究開発戦略・国際標準化戦略を統括。2012年6月、常務取締役。2006年にはFTTH技術に関して文部科学大臣表彰、光産業技術振興協会主催第22回櫻井健二郎氏記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akimichi Tobita