内容説明
食への関心が高まる昨今、農業も大きな注目を集めており、新たに農業を始める=就農する人は増加傾向にあります。では、就農は簡単なのでしょうか?はじめるのは簡単…でも、成功するのはとても難しいと言われています。本書では、未経験者でも農業をはじめ、ビジネスとして成功できるノウハウを解説。スタイル別の就農までのフローのほかに成功例・失敗例も紹介し、農業の楽しさ、苦しさを心得として丁寧に伝えていきます。
目次
第1章 農業の基礎知識
第2章 あなたが知っている世界との違い
第3章 就農への道 成功に近づくための4つの手順
第4章 成功する経営の鉄則
第5章 優良な農業法人からスタートする方法
第6章 これからの農業
著者等紹介
齋藤訓之[サイトウサトシ]
1964年北海道生まれ。中央大学文学部卒業。「月刊食堂」(柴田書店)編集者、「日経レストラン」(日経BP社)記者、日経BPコンサルティング「ブランド・ジャパン」プロジェクト責任者、「農業経営者」(農業技術通信社)副編集長を経て、現在フリーランスのライター/編集者。外食、食品の分野を中心に、ビジネス誌やWebサイトに記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sisekick
2
ゼロから就農を志すために手に取りたい一冊。農機具の価格の概略が載っているのはうれしい。今の現実が嫌だからという消極的な選択肢として就農の道を選ばないよう、注意を促すような内容もある。 就農するとは、集落に住んで生活していく事で、サラリーマンとの違いは、公私の境界線がほとんどなくなる事。村の人たちに住んでいるところから見られていることが大きな違い。ここら辺を見落とすと痛い目を見ると思う。成功を手にするにはまずは本当にこの業界でいいのか、立ち止まって考えるための1冊かも。2013/08/16
Masaaki Inoue
0
新規就農者へ向けた本は数有れど、駄作が多い(個人的に過去の良作は、群馬s氏の著書のみ)中、これは久々の大ヒット。他書の「俺はあーしてこーして成功した(ΦωΦ)キラン!」てな自叙伝と一線を画した構成。あくまでも俯瞰的に分析しつつ、「アンタ住んだ事あるのかよ!?」て位にリアルな山村&農業の「アルアル話」が披露されます。造語の「農法ショック」はマジ笑ったわ!これから移住就農したい人、移住したばかりの人へもおススメしますが、むしろ移住をサポートする行政や受入れ事業体の方にぜひ読んで貰いたい!役に立つと思いますよー2017/04/14
mobius8
0
少し前の出版ではあるが、堅実な内容だと感じる。○農は自然ではない。農業もビジネスなので、一般的なことが当てはまるということ。○温暖な地域では旬を先取りした単価を稼ぐ戦略。寒冷地では暑い時期に品薄になるレタスなどを高値で出荷する戦略が取りやすい。○大都市に近い生産地は有利。○師資契合。良いメンターを持つ。
ゆうき
0
新規就農の本を漁っている内に出会いました。内容はマニュアルというより精神論的な面が非常に濃い内容でした。農家になるのは新規事業立ち上げと同じだ、成功に近づくには影響力のある人に近づけ等筆者の思っている就農を押し付けられているように感じて気後れしてしまった。新規就農に必要なことは間違いないのかも知れませんが迷っている人は読まない方が良いと思います。2021/12/16