内容説明
業務アプリケーションは「役に立つもの」でなくてはならない。では、「役に立つ」とは、どのような意味だろうか。何をもって「役に立つ」というのか。この解を持たなければ「役に立つ」システムを開発することはできない。本書は、この解を求める方法について「要求開発」「企業の経営戦略」「マネージメント・システム」という3つのキーワードに焦点をあて、製造業の考え方を取り入れた、ユーザー・ベンダー双方によるシステム設計について解説する。
目次
第1部 要求開発(なぜ「開発」というのか;要求開発と戦略マネジメントシステム;Openthologyのプロセス)
第2部 Openthologyに見る戦略的アプローチ(「準備」フェーズのプロセス;「準備」フェーズのPLAN;「準備」フェーズのDO ほか)
第3部 戦略的モデリング(「戦略的モデリング」とはどういう意味か;ビジネスモデリング)
著者等紹介
安井昌男[ヤスイマサオ]
某ユーザー企業において20年間システム開発の業務に関わる/入社当時はユーザー部門だったが、その後、システム部門に配属/途中、支店のシステムアドミニストレータも経験するが、ほぼ一貫してアプリケーションソフトウェアの開発に従事/2000年ごろから、オブジェクト指向をベースにしたシステムの開発方法論に注目し、自らも実践する/2003年ごろから、要求開発アライアンスの前身であるビジネスモデリング研究会に参加。2005年より、要求開発アライアンス理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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