出版社内容情報
本書は、電子署名法でも定められている「信頼できる電子的なメッセージ交換」を実現する上で、必要不可欠な認証局を構築する方法を紹介します。認証局を構築する場合には認証局運用規定の策定など様々な手順を踏む必要がありますが、本書では日本ボルチモアテクノロジーズ社のUniCERTと、Oracle Advanced Securityを利用して、実際の認証局を構築・設定する手順と方法について解説します。
【目次】
PART1 電子認証局はなぜ必要か?
1章 電子商取引の普及と電子認証の必要性
1-1 不正アクセスの手段
1-2 セキュリティの確保
1-3 電子署名法とは
1-4 電子署名法を支えるテクノロジ
1-5 電子認証の概要
1-6 認証局の概要
PART2 UniCERT v3.5.1とOracle8iによる
プライベート認証局の設定
2章 ソフトウェアのインストール
2-1 インストール
2-2 UniCERT v3.5.1JEのインストール
2-3 Oracle8i EE R8.1.7のインストール
3章 ソフトウェアの設定
3-1 Oracleレジストリの変更
3-2 パスワードの変更及び不要ユーザーの削除
3-3 UniCERT用データベースアカウントの作成
3-4 CAの設定
3-5 PKIの設定
3-6 CAサービスの開始および設定
4章 認証局およびデジタル証明書の設定
4-1 RAおよびRAO用証明書の作成
4-2 カスタマーセキュリティポリシーの作成
4-3 RAサービスの起動
4-4 証明書署名要求の作成(Oracle Wallet Manager)
4-5 証明書の作成(UniCERT RAO)
4-6 証明書のインポート(Oracle Wallet Manager)
PART3 Oracle Advanced Securityの設定と
デジタル証明書を利用した
セキュリティ環境の構築
5章 暗号化の設定
5-1 Oracle Advanced Securityを利用した暗号化・符号化通信
5-2 コンポーネント間通信を暗号化する設定と動作確認方法
6章 Oracle Internet Directory
6-1 各ソフトウェアを管理するユーザーおよびデータベース管理グループの作成
6-2 Oracle Internet Directory v2.1.1のインストール
6-3 Oracle Internet Directory v2.1.1の動作確認
6-4 デジタル証明書を利用したOracle8i Enterprise Edition R8.1.7の新規インスタンス作成
7章 サーバーの設定と管理
7-1 ディレクトリ・サーバーの設定
7-2 データベース用のWalletの作成
8章 クライアントの設定と管理
8-1 クライアント側の設定
8-2 エンタープライス・ユーザーの作成
8-3 グローバル・ユーザーの作成
8-4 シングル・サイン・オンの実行
内容説明
本書では、電子商取引などにおいて重要となる「信頼できる電子的なメッセージ交換」を実現する上で必要不可欠な認証局を構築する方法を紹介。認証局を構築する場合には認証局運用規定の策定など様々な手順を踏む必要があるが、本書では日本ボルチモアテクノロジーズ社のUniCERTと、Oracle Advanced Securityを利用して、実際の認証局を構築・設定する手順と方法について解説する。
目次
1 電子認証局はなぜ必要か?(電子商取引の普及と電子認証の必要性)
2 UniCERT v3.5.1とOracle8iによるプライベート認証局の設定(ソフトウェアのインストール;ソフトウェアの設定;認証局およびデジタル証明書の設定)
3 Oracle Advanced Securityの設定とデジタル証明書を利用したセキュリティ環境の構築(暗号化の設定;Oracle Internet Directory;サーバーの設定と管理;クライアントの設計と管理)
著者等紹介
北川剛[キタガワツヨシ]
日本オラクル勤務。オブジェクトリレーショナル機能とセキュリティ機能を担当。上記2つの機能に関する新機能先行調査や技術資料作成のほかに、イベントやセミナーでの講師も担当中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。