出版社内容情報
少子高齢化や都市部への人口集中に伴い、地方にある先祖代々のお墓を自分の住む近くに移す「改葬」や、お墓を処分する「墓じまい」が、近年増えている。
本書は、改葬・墓じまいの方法を、現代のお墓のスタイルとともに紹介。親族や寺院とトラブルにならず、どのように手続きを進めればよいのか、お墓に関する法律も交えながら、はじめての人にもわかりやすく解説する。
内容説明
「お墓を移したいのに親族ともめそう!」「墓じまいでお寺とトラブルに!?」お墓にまつわる悩み・疑問が解決できる。家族会議のポイントから行政手続きの進め方まで。
目次
第1章 現代のお墓の実情(少子高齢化とお墓の問題;都市部に多い「新しいお墓」のニーズ ほか)
第2章 お墓に関する基礎知識(寺院墓地、公営墓地、民間墓地の違い;「新しいお墓」とは ほか)
第3章 改葬・墓じまいを始める前に(改葬・墓じまいの流れを把握する;事前に考えるべきポイント ほか)
第4章 改葬・墓じまいのステップ(新しい埋葬先の選定;必要な書類を準備する ほか)
第5章 改葬・墓じまいと終活の考え方(将来、自分のお墓はどうするか;生前の準備と法的なアドバイス ほか)
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
turtle
8
先日法要を終え、今後のことを考えたときに遠い故郷のお墓参りがいつまでできるのか、自分自身はそのお墓に入るつもりがないのでどうしたらよいものか、などの疑問が浮かび、図書館で手に取った本。墓じまいに必要な手続きや諸々の費用(とても高額!)の相場感がわかり、有益でした。2025/06/15
乱読家 護る会支持!
4
僕は「遺骨」や「墓」に対する宗教心はないので、自分の死後へのこだわりは全くない。しかし、親戚の中には「墓を持つことが先祖への供養」で、「墓を残せば安心」と信じている者もいる。 後々のトラブル回避の為に、二人の夫に先立たれた我が母に対して、「前夫(僕の実父)の墓か、後夫の墓か、どっちの墓に入りたい?」と何度も聞いているが、なかなか答えが返ってこない。 母の死後、トラブルが発生しないか、ちょっと不安である。2025/08/04
Go Extreme
1
少子高齢化とお墓の問題 改葬墓じまいの増加背景 経済的負担 ライフスタイルの変化 価値観の多様化 新しい供養の形 永代供養墓の活用 自然に還る供養 先祖累代の遺骨 祭祀承継者の役割 菩提寺とのトラブル 改葬許可証の取得必要性 親族との話し合いの重要性 墓石撤去の高額費用 指定石材店制度 エンディングノートの活用 死後事務委任契約 墓地管理者との相談 親族間の合意形成 開眼供養の儀式 遺骨移動の手続き 樹木葬の環境配慮 散骨という選択肢 手元供養の広がり 管理費の負担軽減 墓埋法の理解 次世代への配慮2025/05/09