もし「源氏物語」の時代に芥川賞・直木賞があったら―小谷野流「日本文学史早わかり」

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もし「源氏物語」の時代に芥川賞・直木賞があったら―小谷野流「日本文学史早わかり」

  • 小谷野 敦【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798071145
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本書は、作家で比較文学者の著者による「日本文学史早わかり」である。個人による日本文学史は数多あるが、本書は、架空の作家が出版社の企画で、もし古典文学の時代から芥川賞・直木賞があったら、どの作品が芥川賞で、どの作品が直木賞を受賞するか、という単行本企画のために架空の出版社に月1回訪れて、そこでテープ録りをする取材のやりとりを小説風に描く。狂言回しの編集者とのやり取りが絶妙で、オーソドックスな日本文学史では触れられないゴシップ的エピソードも盛り込まれているので、楽しみながらすらすら読める。万葉集から始まる和歌、芭蕉などの俳句、それに歌舞伎や能などの芸能も対象に含めているので、日本文芸史早わかり的な厚みと面白さがある。大上段に構えた文学史とは異なり、肩ひじ張らずに通読できる「日本文学通史」。
【章目次】
第1章 平安文学~始めはやっぱり『源氏』から
第2章 和歌~古代から平安まで
第3章 中世文学~説話集を中心に~
第4章 室町時代から織豊時代~能楽を中心に~
第5章 江戸文学~歌舞伎と俳諧を中心に~
第6章 近代文学~芥川龍之介まで

内容説明

出版社の単行本企画「日本文学史早わかり」のために文藝雷電社に月一度通う作家の小谷崎淳は、頭脳明晰で勉強熱心な美人編集者・垂髪きらりを相手に、もし古典文学の時代から芥川賞・直木賞があったら、どの作品が芥川賞で、どの作品が直木賞を受賞するか、という謂わば思考実験に毎回熱弁をふるう。やがて、月一のこのテープ録り取材が楽しみになっていく小谷崎は…。古代から近代まで豊饒広濶な日本文学史を小説形式で読み通す!

目次

第1章 平安文学~始めはやっぱり『源氏』から
第2章 和歌~古代から平安まで
第3章 中世文学~説話集を中心に
第4章 室町から織豊時代~能楽を中心に
第5章 江戸文学~歌舞伎と俳諧を中心に
第6章 近代文学~芥川龍之介まで

著者等紹介

小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年茨城県生まれ。東京大学文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、比較文学者。著書に『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)ほか多数。小説に『悲望』『童貞放浪記』(以上、幻冬舎文庫)、『母子寮前』(文藝春秋)などで芥川賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kokada_jnet

68
文藝春秋を模した「文藝雷電」社の若き編集者・垂髪きらりと、「文学界の重鎮・学者にして芥川賞受賞者」の小谷崎淳(猫猫先生の美化像)との対話形式で、レトロ・ヒューゴー賞のような、仮芥川賞や仮直木賞を授与していきながら、「日本文学史早わかり」を語る。カバー絵には文学史上のイケメン・美形キャラが並んではいるが。内容はいつもの猫猫節です。当方が知らない論争や、当方がしらない渋い文学研究者が多数紹介され、実に勉強になりました。近代文学まで時代が進み、結末で○○が仮芥川賞を受賞できないというオチも痛快。2024/02/04

榊原 香織

55
面白い! 身もふたもない文学史。源氏については品がないとか言って怒こる人もいるかも。 源氏、は芥川賞でしょうとのこと。 ガンダムの下敷きの一つは平家物語だろう、デギン・ザビは清盛、て、ガンダム詳しくないから知らない。2024/03/12

たまきら

29
うへえ。こういう語り口が好きな人には向いているかもしれませんが、オジサマが若く魅力的な女の子に説明する、という設定がもうマンスプレイニングで…うへえ。自分には向きませんでした。2024/04/26

もえ

28
副題に『小谷野流「日本文学史早わかり」』とあるように、著者が架空の作家の小谷崎淳と編集者の垂髪きらりの対話を通じて平安時代から近代文学までの日本文学を評価していく。今話題の『源氏物語』は純文学なので芥川賞受賞ということになるらしい。文学作品の評価そのものよりも周辺のゴシップ的な話題の方を面白く読んだ。例えば、平家物語も夏目漱石も志賀直哉もミソジニーの系譜という。富野由悠季の『伝説巨神イデオン』を評価したり、『鎌倉殿の13人』は『ゴッドファーザー』の真似だとかアニメやドラマの話も面白い。後半は少しダレ気味。2024/02/12

宇宙猫

11
挫折。作家が編集担当者を相手に、上から目線で過去の文学作品を評価するスタイルが合わなかった。注釈も多すぎるかな。2024/02/17

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