出版社内容情報
「財政難ゆえ防衛増税やむなし」「物価上昇が家計直撃」「ハイパーインフレと国債暴落のリスクも」と連日報じられている。しかし「増税しなくても財源はある。増税やむなしは大ウソ」「世界標準で見れば、日本はインフレではない。金融引き締めは尚早」「ハイパーインフレや国債暴落も大ウソ」と著者は説く。なぜ政府は「大ウソ」をついてまで増税をしたがり、インフレだと危機感をあおるのか。その裏には「増税が手柄、勲章になる財務官僚」と、「その言いなり・岸田首相」連合の思惑があった。どのような思惑のもとに、国民は騙されてきたのか。そして本当に知るべき真実とは? 著者は財務官僚を約30年務め、日本政府のバランスシートを史上初めて作成した。日本経済の裏の裏まで知り尽くす数量政策学者が、増税、インフレ、国債、為替といった経済のメインテーマを真正面から取り上げ、真実を明らかにする。この本を読めば、今後ウソや恣意的な情報に騙されず、自分の目で経済の本質を見極めることができる。Youtube「髙橋洋一チャンネル」で登録者数87万人を誇る著者渾身の書き下ろし。
内容説明
生活と資産の防衛のために「いま知っておくべきこと」を分かりやすく解説。
目次
第1章 「増税」しなくても財源はある!―なぜ財務省は「増税」「金融引き締め」をしたいのか(安倍元首相没後に始まった財務省の露骨な巻き返し;「防衛国債」で良い理由 ほか)
第2章 世界標準で見れば日本はインフレではない―政府・日銀はインフレ対策より給料アップを!(「日本はインフレではない」の根拠…GDPデフレーター;「インフレはイヤ」「でも給料上げろ」という無いものねだり ほか)
第3章 なぜ、財務省は「悪い円安」というウソをつき続けるのか―世界の常識「円安になるとGDPが上がる」を無視する理由(円高や円安は「円の実力」のバロメーターではない;なぜ「円高=正常」「円安=要警戒」というイメージになったのか ほか)
第4章 「国債はいずれ暴落」は、増税したい財務省の大ウソだ―「先進国で最悪の債務残高だから危険」の間違いはどこか(「国債暴落」は、なぜ杞憂なのか;それでも「残り700兆円以上」を問題にしたがる人たち ほか)
第5章 これだけ知っておけば、金融機関に騙されずに「資産」を守れる!―生活防衛のために「いま理解しておくべきこと」(FXはギャンブルである;短期の為替予測は不可能! ほか)
著者等紹介
〓橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年生まれ。嘉悦大学ビジネス創造学部教授。株式会社政策工房代表取締役会長。経済学者、数量政策学者、元大蔵・財務官僚。学位は博士(政策研究。千葉商科大学・2007年)。研究分野はマクロ経済学、財政政策、金融政策。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。1980年、大蔵省(現・財務省)入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、菅義偉内閣における内閣官房参与(経済・財政政策担当)等を歴任。バブル崩壊後の「不良債権処理」の陣頭指揮をとり不良債権償却の「大魔王」と呼ばれる手腕を発揮。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍し「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。2008年退官。『さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社、第17回山本七平賞)、『99%の日本人がわかっていない国債の真実』(あさ出版)などベスト・ロングセラー多数。忖度抜き、歯に衣着せず真実を語るブレない姿勢と説明の分かりやすさで幅広く支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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