出版社内容情報
1級建築施工管理技術検定第二次検定の実施日は、第一次検定の実施日から約4か月後、合格発表から約3か月ですが、実際は第一次検定の合格発表を確認してからでないと勉強する気になれない人が多いようです。つまり、ほとんどの受検生は、実質的な勉強準備期間が約3か月しかないということになります。
筆者は約20年間、1級建築施工管理技術検定合格のための直前対策講座にかかわってきて、第一次検定の合格発表を聞いてからでなと、第二次検定の対策に取り組む意欲が湧かない受検生が大半であることがわかりました。その実質約3か月の準備期間のほとんどは、経験記述対策に費やされます。経験記述以外の問題については、あまり時間をかける余裕がなく、第一次検定のときに勉強した内容を再確認する程度しかできないと思われます。
本書は、そのように短期集中で対策を行おうとする受検生のために「まとめたテキスト」であり、従来のテキストとは異なった特徴を有しています。「経験記述問題」での対策は、ここで確実に高得点を稼げるように、主として「品質管理」、「建設副産物対策」、「施工の合理化」の3テーマに対して、工種ごとに答案事例を用意しておくための内容となっています。
経験記述以外の問題については、受検対策としては過去問題の分析から最低限必要な用語やキーワードを覚えることに加えて、試験会場で問題用紙を目の前にして、解らないなりにもどのように考えて解答すべきかの考え方を解説しています。
内容説明
合格する施工経験記述が豊富な事例から選んで学べる。過去7年+臨時試験の問題と解答(記述解答は多数掲載)。
目次
1 試験概要と試験対策のポイント(受検ガイダンス;試験問題の構成;分野ごとの問題形式の特徴)
2 施工経験記述(施工経験記述の問題例;工事の選び方と過去問題の特徴;「工事概要」の書き方 ほか)
3 学科記述解説(仮設・安全;躯体施工;仕上施工 ほか)
4 過去問題と解答
著者等紹介
小山和則[コヤマカズノリ]
1954年千葉県生まれ。1977年早稲田大学理工学部建築学科卒業。清水建設(株)を経て、1989年建築設計事務所「スペース景」を設立。現在、1級建築士。長年、建築の1・2級施工管理技士試験受検対策セミナー講師を務める
清水一都[シミズカズト]
1948年大阪府生まれ。1972年京都大学工学部交通土木工学科卒業。1974年京都大学大学院工学研究科(交通土木工学専攻)修了。清水建設(株)、(財)エンジニアリング振興協会を経て、2007年ITTO経営コンサルタントを設立。現在、1級建築士、1級土木施工管理技士、中小企業診断士、技術士(農業)。長年、土木・建築・管工事の1級・2級施工管理技士試験受検対策セミナー講師を務める。また、建設業を主体として中小企業の再生支援に携わり、事業DD、経営改善計画指導を多数行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 考古学・考古学者