出版社内容情報
地域通貨、仮想通貨などが広く普及しています。その仕組みと見通しについて解説していきます。
内容説明
仮想通貨フィンテックと地域通貨イデアの融合がグッドマネーをもたらす。キャッシュレス社会の中で仮想通貨が真の貨幣となるための課題とデジタル化によるコミュニティ通貨の進化の流れを知る。
目次
第1章 いま暗号通貨の技術(テック)とコミュニティ通貨の理念(イデア)が融合しつつある(近づくキャッシュレス社会:低いキャッシュレス比率からの脱却;仮想通貨の現状からみた多くの課題:「良貨」の条件へ向けて ほか)
第2章 仮想通貨の登場と貨幣のイノベーション(ビットコイン―仮想通貨群を成長させたキラー通貨;ビットコインのイノベーション―ブロックチェーン(分散台帳技術)、プルーフ・オブ・ワーク、マイニング ほか)
第3章 地域通貨の復興とその理念(通貨の万能さをあえて捨てることで進化する地域通貨;地域通貨とその歴史 ほか)
第4章 通貨はこれまでどう進化してきたか―原始貨幣、物品貨幣・信用貨幣、国家貨幣、観念貨幣(貨幣はどう進化してきたか;貨幣という社会制度の進化:近代における「一国一通貨」制度の確立 ほか)
第5章 デジタル・コミュニティ通貨の未来(貨幣の脱国営化と共存通貨―多様な貨幣による貨幣制度生態系へ;一国多通貨制、貨幣選択の自由、新しい「生活の質」への転換 ほか)
著者等紹介
西部忠[ニシベマコト]
1962年生まれ、愛知県出身。専修大学経済学部教授、北海道大学名誉教授、進化経済学会会長、専修大学デジタル‐コミュニティ通貨コンソーシアムラボラトリー(グッドマネーラボ)代表理事。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 友達じゃないかもしれない