出版社内容情報
さまざまな植物や野菜を育てているガーデナーや農業関係者の人に向けて、放置しておくと被害が大きくなる帰化植物や外来種と在来種との見分け方を、写真とイラストを使いながらわかりやすく解説していきます。
内容説明
帰化植物や外来種と在来種との見分け方を、写真とイラストでわかりやすく解説した植物図鑑。
目次
コショウ科
サトイモ科
オモダカ科
トチカガミ科
ユリ科
アヤメ科
ワスレグサ科
ヒガンバナ科
クサスギカズラ科
ツユクサ科〔ほか〕
著者等紹介
森昭彦[モリアキヒコ]
1969年生まれ。サイエンス・ジャーナリスト。ガーデナー。自然写真家。おもに関東圏を生活拠点に、植物と動物のユニークな相関性について実地調査・研究・執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
10
我々が都市で出会う植物の過半数…いや、9割が帰化or外来植物である。とはいえ、在来と外来の区別ってのは人間社会の尺度であり、日本文化の魂的なポジションである稲からしてが外来である▲外来植物に関する研究は始まって日が浅く、決定的に有効な駆除方法なんてものはまだ分かっていない。外来なのだから、国内にデータがあるはずもなく、海外の植物図鑑を引くところから始まる▲層は異なるが、移民問題とか、もっと大きく環境変動問題とかにも通じるところがあるかな▲身の回りに外来種が増えているので、絶滅危惧の在来種を外来種と誤認も2024/04/14
dr.noguchi
1
帰化植物とそれに似た在来種との区別は意外と奥深く、ときに沼にはまる。それを知ることを筆者は「とても気持ちのよい呼吸」にたとえる。また外来種を過度に糾弾せず、うまくつきあう道を模索する思想をもこの図鑑に通底させている。図鑑であるにもかかわらず筆者の文章に魅力があり、どこを読んでも読み物として飽きさせないのは、そうした思想によるところも大きい。語弊を恐れずいうと、文系の人がこの図鑑を読んでフィールドに出たらすこぶる楽しいと思われる。2025/06/10
kaz
1
在来種と思っていたものが外来種だったり、外来種かなとは思っていても想像以上に最近入ってきたものだったり。ただし、内容紹介にあるとおり基本的には農家や園芸家のようにきちんと見分ける必要がある人向け。同じ仲間に属する植物の在来種と外来種を素人が区別するのは、事実上、困難。図書館の内容紹介は『農家や一般園芸家に向け、放置すると被害が大きくなる帰化植物や、外来・在来雑草の識別法をカラー写真で詳細に解説した見分け方マニュアル。耕作地で猛威を振るう侵略的外来種の早期発見・早期対処に役立つ』。 2020/11/29
ひろぺん
1
在来種と帰化外来種の両方が掲載されていて、見ていても楽しい。身近な植物がどっちになるのか、ちょこちょこ見てる。2020/11/23
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