科学技術のフロントランナーがいま挑戦していること―AI・ロボット・生命・宇宙…サイエンスとアートのフロンティア

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798052571
  • NDC分類 504
  • Cコード C0040

出版社内容情報

日本を代表する学者、識者が集結!昨年6月に開かれたシンポジウムの内容を厳選。人工知能、生命操作、地球外生物、文系と理系、科学技術と教育、数学とアートなど最先端の知見がわかる。

内容説明

人間は、本能的にフロンティアを志向する動物だと言われる。このフロンティアを、人類・社会の「未来」として捉えれば、それは科学が目指すターゲットともなる。人類がフロンティアへと到達するのに、いま何が必要なのか―。日本を代表する37名の識者・研究者が、最先端の知見を語る!

目次

つくる側、使う側からのアーカイブ論―日本のデジタルアーカイブの現在
人工知能が変える社会―AIが車を運転し、小説を書く
ロボットは人間に代われるか?―介護と廃炉の現場から見えたもの
AIによって人類はどのように変化するのか―情報技術と生命操作技術の発展
文系廃止論騒動―日本は理系偏重か?それとも文系支配なのか?
知識を蓄える教育から、創造を育む教育へ―情報産業化時代にふさわしい人材を育てる
宇宙は資源の宝庫である―宇宙大航海時代の幕開け
生命の起源を探すフロンティア―我々はどこからやってきて、どこへ行くのか?
地球外に生物は存在するのか?―人類は孤独なのか、あるいは、ありふれた存在なのか
「美」と「科学技術」は、どのように響き合うのか―日本人の「美しさ」の探究
数学は社会の問題を、どこまで解決できるか―世界で期待される数学の機能
科学と、政治・行政のかかわり―これからの科学者に求められる役割

著者等紹介

川口淳一郎[カワグチジュンイチロウ]
1955年青森県生まれ。78年京都大学工学部機械工学科卒業。83年東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了。同年旧文部省宇宙科学研究所システム研究系助手に着任、2000年教授に就任。「さきがけ」「すいせい」などの科学衛星ミッションに携わり、「はやぶさ」ではプロジェクトマネージャを務めた。現在、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構シニアフェロー、宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

10
「アートとサイエンス」の結びつきは今後ますます重要になる。何かを創るのはアートであり、サイエンスとは知らないことを知ること。第7章・宇宙は資源の宝庫である。鉄や白金は、地球の中心にあり、しかも酸化鉄の状態のため鉄に精製するのに多くのエネルギーがいる。隕石は小惑星の破片であり、しかもその9割以上が鉄、白金の純度も高い。しかし宇宙の資源は誰のものか?宇宙条約は国の独占を認めておらず、これから宇宙資源の競争が盛んになることが予測される。日本が進むべき道は、政府による宇宙産業の活性化と民間ベンチャー企業への支援!2018/05/02

おの

4
図書館本。2017年の本。アーカイブ…「知識の体系のネットワークができれば、ネットワークの密度が低いところは開拓の余地があるということがわかる」の部分がよき。『田中角栄研究』「アーカイブ立国宣言」『理系白書』を読もう。AIの話…「自動化できることは自動化すると差別化しにくくなるので、結果的に差別化するため人の介入が必要になるという逆説的な現象が起こる」の話よき。宇宙開発もいいよね!先日もクルードラゴン成功したし!未来が楽しみである。2020/11/21

りょうちん

4
AI関連の業務にほんの少し携わっていて手にとった本です。AI、ロボット、生命、宇宙、数学、アート、科学など12章からなる本です。AI、ロボットについてはここ一年で何冊か読んでいるので「わかったような気」になっている分もう少し面白い話を読みたかったです。宇宙の話では知的生命体がいる確率や望遠鏡などの発達で発見が進むであろうという点に惹かれました。それと数学は苦手なのですが、数学が美しく、実は身近な分野でぼくたちの生活に活用されていることを、多くの人に知って欲しいと思い、若い研究者たちの挑戦に期待したいです。2017/11/23

_apojun_

3
図書館本。 2016年の学術会議だかのシンポジウムで話された内容をまとめたという感じの本。 特に議論とかもなく、講演の内容がそのまま記載されているような感じなので、各人言いたいことを言っているという印象。 まぁ、10年近く前の話なので、今読むとうーんという気持ちもするんだけど、10年前は最先端と言われているような人たちもこんな風に考えていたんだ、と思いながら読むのが一番かな。2025/01/05

hitbari

2
もっと知らない世界かと思ったが、以外とわかってる事が多かった。2018/10/30

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