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出版社内容情報
本書では、AIに関する哲学的な議論の中でも、最も基礎的な「AIは人間の知性を超えられるか?」というテーマを取り上げます。
内容説明
高度な自律性を持つAIやロボットが出現したあかつきには、意識や責任、創造などの根源的な問いに誰しも直面せざるを得なくなる。そうした未来はあっという間に訪れる可能性もあるので、今から準備的に議論しておく必要がある。今のAIは人間に与えられた欲望しか持ち得ない。だが、報酬系自体をニューラルネットワークによって構成し、報酬をダイナミックに変更させることができたら、人間が与えた以上の欲望を持てるようになる。そうなると、機械の暴走や反乱といったSF的な危険が現実的な問題となる。もはや、哲学的議論を抜きにAIは語れない。これは技術的な問題であるばかりでなく哲学的な問題でもあるのだ。
目次
第1章 AIは未来をどう変えるか?
第2章 AIの歴史をたどり、AIの正体を明らかにする
第3章 機械学習とディープラーニング:人間の直観を再現できるか?
第4章 汎用AI:人間レベルのAIは実現可能か?
第5章 AIは人間の知性を超えられるか?
第6章 ターミネーターは現実化するか?
第7章 AIに意識は宿るか?
著者等紹介
井上智洋[イノウエトモヒロ]
駒澤大学経済学部准教授、早稲田大学非常勤講師、慶應義塾大学SFC研究所上席研究員、総務省AIネットワーク化検討会議構成員。博士(経済学)。専門はマクロ経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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