出版社内容情報
日本人の8割が持つ、うつやメンタルダウンの原因となる「不安遺伝子」について、初の紹介本。この遺伝子の働きを抑え、くよくよせず落ち込まない暮らしをするための対策について解説。
内容説明
日本人の約80%が持っている“不安遺伝子”―。1万5000人以上のビジネスマンの心のケア、「うつ」を予防・改善してきた脳科学メンタルトレーナーの実践的克服法。
目次
第1章 「なぜ、人は不安になるのか?」不安遺伝子の正体
第2章 不安遺伝子をコントロールすれば落ち込まない
第3章 不安遺伝子の働きを抑えるメンタルトレーニング
第4章 心理面から不安を軽減するメンタルトレーニング
第5章 脳から不安・心配を消し去るメンタルトレーニング
第6章 不安、うつ、メンタル不調を改善したい方へ
著者等紹介
山本潤一[ヤマモトジュンイチ]
うつ、メンタル不調改善セラピスト。日本メンタル再生研究所・所長。1958年札幌市生まれ。明治大学卒業後、大手人材教育会社で人の知識面での能力開発の業務に携わった後、退職。1989年日本メンタル再生研究所の運営法人会社である、(有)光海カンパニーを設立。代表取締役に就任。保有資格/NPO法人ヘルスカウンセリング学会公認・健康心理療法士、キャリアコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かつどん
6
日本人は不安を感じやすい、SS型という形の不安遺伝子…血液型みたいな感じかな…を、多くの人が持つ。不安になりがちな気質のようだ。心配症なものだから、キレイ好きであったり、集団からの疎外を恐れたりするように思う。不安を感じる脳の部位、扁桃体に、感じ方(考え方ではなく)を変える働きかけができるようだ。また、適度に断れる、助けを求める、気軽に相談する、という事ができる状態が望ましいらしい。あー苦手それ。2017/03/04
ま~にゃ
4
本の中ところどころに、自分はどんなタイプかを自己診断するチェックテストがある。これをしてみて、わたし自身は「もともとすごく不安を感じやすいタイプなのだが、感じ方や考え方の習慣を変えたので、今はあまりくよくよしなくなった」のだと思った。本書で紹介されているワークについては、あまり自分向きではないかな、という印象。この手の本を読んだことがない人にとっては、わかりやすくて読みやすい良書だと思うが、それなりに知識のある人にとっては、これといって印象に残らない1冊。2017/01/05
トラバーユ
2
残念ながらあまりいい本とは言えない気がする。客観的に書かれているようで、実のところ作者がいいと感じている部分を主観的に解釈して記述している感じ。作者自身がスタンドプレーをしがちな性格と言っている通り、作者を中心とした作者の人生論的な感じがする。作者は仕事がなくなって不安になったと言っており、基本的にリストラされた人のために書かれているような感じで、不安に悩まされている人はそういう人たちだけでないことが根本的に思考から外れている印象。いい本を書くのは難しい。2018/03/19
ダイン・テルン
0
セロトニントランスポータ-(5-HTT)の長さで不安を感じやすいかどうかが決まる。短いSと長いLの2つの組み合わせでSSとSLとLLの3種類ある。 「食事いかない?」に対して「NO,これから読みたい本読むんだ」と言えれば問題ない。まごついたり、相手の顔を伺って必死に言い訳を考えようとする人種はセロトニントランスポーターが短く、不安を感じやすい。