出版社内容情報
加藤俊徳[カトウトシノリ]
内容説明
発達障害の子どもの脳の特徴は、成長状態がデコボコしていること。得意なことと苦手ななことの落差が大きいのはそのせいです。脳は刺激すればするほど成長します。本書で紹介する33のトレーニングで、まだ眠っている脳番地を刺激してあげましょう。診断がつくのを、ただ待っているのはもったいない。「得意」を伸ばすと「苦手」も伸びます。脳が育ちやすい環境、生活習慣、接し方も解説。
目次
第1章 脳の発達のしくみ
第2章 脳画像からわかった、発達が遅い子どもの脳の「真実」
第3章 脳番地と発達障害
第4章 発達が遅い脳の伸ばし方
第5章 発達障害の脳を伸ばす環境作り
第6章 発達障害の子どもを伸ばす「脳番地トレーニング」
著者等紹介
加藤俊徳[カトウトシノリ]
医師・医学博士。加藤プラチナクリニック院長。日本小児科学会専門医。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。新潟県生まれ。1991年、脳活動計測法fNIRSを発見。1995年から2001年まで米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病やMRI脳画像法の研究に従事。発達障害の脳の特徴「海馬回旋遅滞症」を発見。帰国後、慶應義塾大学、東京大学などで、脳の研究に従事。胎児から超高齢者まで1万人以上のMRI脳画像とともにその人の生き方を分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei
11
原因不明の発達障害の95%は海馬または扁桃体の 発達が遅れているためであり、海馬の発達の 遅れは記憶と学習の問題、扁桃体の発達の遅れは 情動障害や社会性の問題を引き起こすので 環境を整えて、脳のトレーニングをすることを 提唱している。2018/11/01
Eiji Nanba
0
脳科学関連本繋がりで読んだ一冊。発達障害の子どもの脳の状態を概観した後、未発達の脳の部位を伸ばす方策についてアドバイスしている。「脳科学って難しそう」と思う人にとっても読みやすいと思う。面白かったです。2017/07/31
*みかん*
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2020年 令和二年 7月18日読了。 脳には番地(分野?)があり、発達障害でも環境によって改善があり、弱い部分のトレーニング方法なども書いてあり、子供達ばかりでなく、自分も片付け苦手などあるので、トレーニング子供としてみよう!という気になりました。 面白かったです。2020/07/18