内容説明
制御システムのオープン化による功罪。インフラや商業施設も例外ではない。マルウェアによるインシデントの実例。セキュリティ関連規格と法規の要点。セキュリティポリシー策定と社員教育。
目次
第1章 制御システムのセキュリティが危ない
第2章 制御システムの基礎知識
第3章 起こりうる脅威と被害
第4章 サイバーセキュリティポリシーの策定手順
第5章 CSMS認証の取得手順とメリット
第6章 関連規格と法規
著者等紹介
福田敏博[フクダトシヒロ]
ジェイティエンジニアリング株式会社システムインテグレーション部シニアコンサルタント。1965年、山口県宇部市生まれ。JT(日本たばこ産業株式会社)に入社し、たばこ工場における制御システムの設計・導入・運用・保守など一連の業務に携わる。その後、ジェイティエンジニアリング株式会社へ出向し、システムエンジニア、プロジェクトマネージャとして、数多くの「制御システム」「生産管理システム」の構築を手がける。現在は、制御システムセキュリティを中心としたコンサルティング活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kota
1
まずは図書館で借りて読んだが、仕事に直結する内容で何度か読み直すと思ったため購入した。 前半はプラント制御技術についての基礎を簡潔にまとめてあり、今まで研修や実務で得た知識を整理できた。 中盤~後半はインシデント事例と対策、さらに国際規格の認証について図を交えてまとめられており、大変参考になった。2019/08/18
Iron Patriot
1
工場のセキュリティ以外に、工場の制御についてもページ数を多めに割いているので、理解が進む。PLC,DCS,SCADAなど。日本の制御系はインターネットに接続されていないクローズな環境である。(✳アメリカ、中国、ロシアはインターネットに接続が基本)。これはセキュリティの観点から、閉鎖的になっているのだが、一方ではIoTが受け入れられない原因にもなっているので、何となく危険と考えるのではなく、工場の制御をどのようにすれば安全に保てるか、というセキュリティ知識は必須となってくる。2018/03/11
くらーく
1
秀和システムの本にはお世話になっています。2016/01/09
ぴよぴよ
0
工場やプラントへのサイバー攻撃について知りたくなった方には、入門書としてこれは使えそうに思いました。2016/07/25
dyui3
0
工場、プラントがIoT、インダストリー4.0などにより注目を集めている。その基礎知識を得るために読んでみた。概要は理解できたはず2015/10/07
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