内容説明
従来とまったく異なる考え方が必要で、難解な用語を持って解説されがちな関数型プログラミングを、絶対的美少女が厳しく、わかりやすく特訓してくれる、ラノベ学園ストーリーによる解説書です。
目次
1 それは「関数型プログラミング」という新しい世界の幕開けだった
2 『論理世界』と『物質世界』の狭間を見据える『神の眼』レベル1
3 論理を世界の中心に据える世界観世界のすべてを見透す『神の眼』レベル2
4 神はあまねく存在する『神の眼』レベル3(最終レベル)
5 『今』が大事
著者等紹介
岡部健[オカベケン] 
情報技術者・開発者。神戸市出身。10歳のとき、ゲームを作りたい一心でプログラミングを独学。以来ギークとして成長。アメリカに留学、帰国後、NASDAQトレードを開始。現在は人工知能を活用したトレーディングシステムを開発・クラウドで運用。Lispデータ構造の問題点の指摘と抜本的解法としての新プログラミング言語の策定/純粋関数型言語「Spinoza」開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyako Hongo
18
          
            入門書としては人を選びすぎる内容。オブジェクト指向からのパラダイムシフトを語りたい熱意が斜め上に暴走した観あり。 □確かに今日の日本の女子高生は何をしても許される特権階級だが、いきなりスノピサの神を語り出す高2女子というのはいかがな物か。それを「クール(=クレイジー)ですね」と受け流す主人公の如才のなさは、イマドキのモテる男の条件か。正直、途中で何の本読んでるか判らなくなった(苦笑)。 □概念から環境設定とサンプルコード解説まで、最低限の内容は押さえている。ネタ半分と割り切るなら、価格的には妥当かも。2015/05/11
          
        放蕩長男
10
          
            プログラミング初心者である男子高校生セキヤくんが、神の眼を持つと噂される超絶プログラマー、サクラ先輩に、5日間かけて関数型プログラミングの手ほどきを受ける、という本です。進行は会話形式で、読みやすさ重視。私はjavascriptを使ったことがないのですが、それでも何とかレベル2までは読み解けました。途中から、西洋哲学論に話が及び、各プログラム方式の哲学に話が結びつくところが、一番記憶に残りました。方法序説を著したルネ・デカルトが、どうして天才的だったのか。改めて認識させられました。2016/09/11
          
        baboocon
9
          
            超速読で読了。刊行当時にネット界隈で酷評されていたのでどんなものかと思っていたが、なるほどひどい。紙面のかなりの部分を占めるポエムのようなラノベのような文章の是非はさておき、肝心の関数型プログラミングについて学びたいなら他に手に取るべき本があると思った。2017/01/13
          
        てくの
9
          
            まず著者はAmazonのレビューでも言われている通りQiita等で攻撃的な発言や誹謗を繰り返し、運営によってBANされた人物です。内容は間違いだらけです。range関数等は命令型のループでなくても書けますし、クロージャは状態を閉じ込めるものではありませんし、遅延評価はイベント駆動ではありませんし、x=x+1は論理破綻などしていません。哲学に関わる部分も根拠に乏しい説明で「分かった気になれる」だけです。この本で関数型プログラミングを「訳知り顔で分かったつもり」になるのは非常に危険です。2015/04/26
          
        ポコポッコ
7
          
            主人公セキヤとIQ145の先輩サクラのやりとりがラノベ調で展開し、関数型プログラミングを知ることが出来る内容。が、この「知る」の意味が私の想定を超えた内容になっていて宣言型の根底ある哲学や思想、物の見方、捉え方、考え方が中盤から後半にかけて「これでもか!」という形で叩き込まれる。正直な所、私の浅い器では抱えきれない内容で「これって技術書だよな?」とふと我にかえることもあった。終盤にFRPやReactに触れられていて思想的なことを知ってから読むと違った観点になるなと思った。総じてヘビーノベル。2020/07/20
          
        

              
              

