内容説明
新人女将さち子のサクセスストーリーは、あの決算書の読み方から始まった。さち子寿司が涙あり、笑いありで困難を乗り越えていくうちに会計やキャッシュフローにまつわる素朴な疑問がきっと氷解していきます。
目次
1 決算書で会社のお金の仕組みをマスターしよう―さち子寿司開店!会計知識ゼロからのスタート
2 会計3つのステップ、その1「記録する」―帳簿からすべてが始まります
3 会計3つのステップ、その2「計算する」―面倒な計算にはワケがあります
4 会計3つのステップ、その3「伝達する」―会社をお金で説明します
5 危ない会社の見分け方―回転寿司開業へ!さち子、銀行とガチンコ勝負
6 伸びる会社の見分け方―証券取引所デビュー!さち子寿司、笑顔の上場
7 IFRS(国際会計基準)、万国共通語への挑戦―さち子寿司、海を渡る
著者等紹介
亀谷保孝[カメヤヤスタカ]
かめや投資経済研究所所長。1957年秋田市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、株式会社秋田銀行入行。有価証券マネージャー、外為カスタマーズディーラー、融資、貿易業務などに従事。2000年秋田銀行を依頼退職後、個人投資家として活躍。2008年かめや投資経済研究所設立。執筆活動を行いながら、エフピー研究所主催FP向け継続教育セミナーや講演の講師も務める。日本経営教育学会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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烟々羅
10
経営が指針にすべき数字の読み方を期待して購入した本だが、後半は投資家が株の売買のために決算書を読むための内容になっている。それって鮨屋の目線で書く意味あったのかな。経営書としては順風満帆でしかないのが物足りない。 銀行員の夫とファンドマネージャの姉をもつ女将が、ここまで会計の用語を知らないというのもあり得ないと銀行員の息子である私は思うし、題名に含まれたキャッシュフローの内容も少ない。 ……ツッコミ処は多いが、経営と投資のコーナのなかでは良書で得るところは多かった。投資でこうやって儲けろと煽る本じゃないし2014/01/20
かっこわらい
0
決算書の読み解き方を江戸前寿司の女職人、「さち子」と一緒に学ぶ本 某回転寿司チェーン店の財務諸表を対比させながら解説されています。前半は経営者らしい財務分析の解説だったのですが、後半は株主目線でのそれに近かったように思えます。 図解は多く読みやすかったものの、財務諸表や会計の勉強をしたことない方には難しく感じるかもしれません。2020/01/22