内容説明
Bライフとは「安い土地でも買って適当に小屋でも建てて住んじゃおうという、言ってしまえばそれだけのライフスタイルだ」。「複雑な法律や理不尽な常識が襲い掛かってきても、それらを闇雲に乗り越えるのではなく、右へ左へ受け流す」―。自分だけの安全地帯で好きなだけ寝ていられる。好きなだけ本を読んでいられる。そして誰にも文句を言われない。
目次
1 Bライフってなんだ?(Bライフってなんだ?;Bライフの語源 ほか)
2 ドキュメント―Bライフ(土地;家屋 ほか)
3 準備・計画・予備知識(初期費用は30万~100万くらい;税金や社会保険の減免について ほか)
4 Bライフ再論(全体像;みんながBライフしたらどうなる? ほか)
著者等紹介
高村友也[タカムラトモヤ]
1982年5月6日、静岡県生まれ。十数ヶ国に及ぶ海外放浪や、都心における約1年間の路上生活を経験。その後、関東に土地を購入しBライフを実践。その延長で宅地建物取引業主任者資格を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
92
タイトルはBライフだけど実践していることはA級。単に山小屋を立てるだけでなく、現代で使える合理的な技術や合法的な制度をフル活用している。「何もしないために何でもする」 という感じかな。土地、水道、電気、社会保険、税金など社会インフラの利用方法について、独自の見解が混ざっていておもしろかった。2016/03/30
ひかりパパ
9
10万円で家を建てて生活することができるのだろうか?夢のような話なのだがそれを実践した男性のドキュメンタリーである。この本によれば毎月の生活費は2万円。年に25万円も稼げば最低限生きていける。特別の技術が無くとも一般的な知識と技術で家を建て、暮らせることを知るとなんだかワクワクする。この本に書いてあることを全て実践することは無理ではあるが参考になることはたくさんある。2017/05/01
スローリーダー
8
『スモールハウス』に魅了されてこちらも読んでみた。エコでシンプルな生活に憧れを抱いているので寝太郎さんのドキュメントはそれなりに面白かった。でも自分には極端過ぎて実践は無理だ。天涯孤独の身だったら考えてもいいけど。短い時間でも夢を見させて戴いたことにお礼を言いたい。2015/01/21
J.T.
5
100万円の土地付き1戸建て。ひとつのソリューションとして、これはあり。自分の場合は結構リアリティのある選択肢。でも暑いところは厳しいかもしれない。そうかーやっぱり、サンゴ礁のある海の近くとか難しいかもな。意外なことに夏よりも冬の方が快適らしいのだ。こういうスタイルで暮らすことを知らないだけで、これから需要は増えてきそう。2017/10/20
ikedama99
5
土地買って、自分で家を建てて・・・やっていることは、一本筋が通っていて、こう生活したい・・という思いもはっきりと伝わってくる。それにしても、このように生活はできるし、小さいから便利というのもある。最後にある準備・計画・予備知識・・・はなるほどと思った。2016/06/04