自殺という病―毎年3万人の自殺者を減らすために、あなたができること

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798016177
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0036

内容説明

自殺研究で最先端を行く米イリノイ大で学んだ精神科医が、自身の臨床経験や自殺未遂者の経験談を通じて、自殺の原因と対策を説く。

目次

第1章 身近に潜む「自殺」という病の怖さ(恐るべき自殺大国ニッポンの実態;「自殺は個人の自由」なのか? ほか)
第2章 自殺の原因について学ぶ(多因子としての自殺;健康問題 ほか)
第3章 自殺者の心理を理解しよう(自殺者の気持ちを想像できますか?;自殺企図者に共通する「二分思考」と「否定思考」 ほか)
第4章 自殺予兆の発見と対処(自殺についての「ほのめかし」;うつ病の症状に注意する ほか)
第5章 精神科ではどんな治療を受けるのか?(上手な病院の選び方;精神科診察の流れ ほか)

著者等紹介

佐々木信幸[ササキノブユキ]
1965年、札幌生まれ。札幌医科大学卒。精神科医。2004年4月より、うつ病・自殺研究で有名なイリノイ大学シカゴ校精神科に勤務する。日本老年性精神医学会認定医。日本総合病院精神医学会認定医。主な著書に『AGEs研究の最前線―糖化蛋白関連疾患研究の現状』(メディカルレビュー社、分担執筆)など。その他、朝日新聞、週刊ポストなどに記事執筆。サブカルチャー、アメリカ文化に詳しい精神科医として、テレビ、ラジオ出演など、精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あゆ

50
自殺という病 あゆもこの本をしっかり読んで学んで自殺しようとしてる人をとめれる,そういう人になりたいって思った!あとは絶対自殺なんて考えんとこって思えた2021/05/26

スノーシェルター

14
自殺のことがわかりやすく書いてある。自殺は「病」。認知障害。確かに本気で死にたいと思っても、どこかでは生きたい・止めてほしいと思っている。でも完全な孤独感と認知障害で、やはり死にたくなる。自殺は弱い人やバカな人がすると思っている人は読んでみたら良いと思った。自殺は他殺。2013/03/10

sakkychang

9
結婚前、よく思っていました。「私が死んでもきっとみんななんにも変わらないよな」と。 昔から眼病を患っておりそのせいか回りに引け目を感じていて、人との距離がうまくとれなかったためでした。今は主人が一番の理解者としていてくれることと、私がいなくなったらこの人も死んじゃいそうの思いから先の思考には至らなくなりましたが、それでも時折あの頃を思い出します。心の弱さと言われがちな死にたいと思う気持ちも、決して自分のせいではなく、そして特別なものでもないと感じられる本です。身近な誰かのSOSを感じたときにもぜひ。 2019/04/07

のち

3
精神科医によって書かれている。自殺は決して自分の健全な意志で選ばれているのではない、自殺を選びたくなるような精神状態(=病)によるものだ、という解釈はなるほどと思った。一番印象深いのは「人を自殺においやるのは孤独」という言葉。2012/08/30

紅円

3
日本の自殺の実態についてわかりやすく記述されています。どなたでも読みやすい本だと思います。自殺というのは脳の病気であり、自殺に至るまでの思考状態は必ずしも普段の当人と同じ思考状態ではないというお話が印象的でした。2012/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/41028
  • ご注意事項

最近チェックした商品