インターナショナル新書<br> 自己啓発本を1000冊読んでわかったこと

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自己啓発本を1000冊読んでわかったこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797681765
  • NDC分類 159
  • Cコード C0230

出版社内容情報

アメリカで生まれ、日本に広まった自己啓発本。
10年間で1000冊を読破したアメリカ文学者が、そのエッセンスを1冊に凝縮した。

「自己啓発本」とは何か? なぜこんなに売れるのか? なぜ「アンチ」が多いのか?
アメリカの宗教的・歴史的背景の中から生まれ、明治維新の激動期に日本に上陸した自己啓発本は、それぞれの国の大衆文化に深く根付き、両国の国家的発展に水面下で影響を与えていった。その密かなるダイナミズムを、『フランクリン自伝』から『スティーヴ・ジョブズ』まで、あるいは『学問のすゝめ』から『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』まで、数々の名著を手掛かりに読み解いていく。

(目次より抜粋)
第一章 自己啓発本をめぐる「愛憎劇」
三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の衝撃
第二の黒船登場! 『西国立志編』と『学問のすゝめ』
第二章 アメリカの自己啓発の「源流」をたどる
異能の人、スウェーデンボルグ
プラグマティズムの帝国
第三章 ニューソートから生まれた二つの自己啓発
自助努力系:行動・習慣・目標設定の系譜
引き寄せ系:意識・イメージ・自己概念の系譜
第四章 日本人はなぜアメリカの自己啓発を誤読するのか
明治から現代まで続く「頑張れ→頑張るな」の振り子
意識が変われば行動が変わる
第五章 アメリカの自己啓発本が本当に伝えたいこと――すべてはあなたの選択である
運命は神が決める――カルヴァン主義の重たい空気
ニューソートがもたらした革命――選択権が神から人間へ
第六章 ニューソート的に生きる:世界の見方を変えるということ
なぜ私たちは「選択できない」と思い込むのか
パスカルの賭け
第七章 自己啓発本を「正しく読む」ためのブックガイド
自助努力系 自伝・伝記以外 宗教・哲学・心理学系 引き寄せ系
読んだあと、何をすればいいのか

【著者略歴】
尾崎俊介(おざき・しゅんすけ)
アメリカ文学者。愛知教育大学教授。1963年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻後期博士課程単位取得。著書に『S先生のこと』(新宿書房、第61回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『ホールデンの肖像――ペーパーバックからみるアメリカの読書文化』(新宿書房)、『ハーレクイン・ロマンス』(平凡社新書)、『エピソード――アメリカ文学者 大橋吉之輔エッセイ集』(トランスビュー)、『14歳からの自己啓発』(トランスビュー)、『アメリカは自己啓発本でできている』(平凡社)、『大学教授が解説 自己啓発の必読ランキング60』(KADOKAWA)など。


【目次】

内容説明

「自己啓発本」とは何か。なぜこんなに売れるのか。一〇年間で一〇〇〇冊を読破したアメリカ文学者が、そのエッセンスを一冊に凝縮した。アメリカの宗教的・歴史的背景の中から生まれ、明治維新の激動期に日本に上陸した自己啓発本は、それぞれの国の大衆文化に深く根付き、両国の国家的発展に水面下で影響を与えていった。その密かなるダイナミズムを、『フランクリン自伝』から『スティーブ・ジョブズ』まで、『学問のすゝめ』から『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』まで、数々の名著を手掛かりに読み解いていく。

目次

第一章 自己啓発本をめぐる「愛憎劇」
第二章 アメリカの自己啓発の「源流」をたどる
第三章 ニューソートから生まれた二つの自己啓発
第四章 日本人はなぜアメリカの自己啓発本を誤読するのか
第五章 アメリカの自己啓発本が本当に伝えたいこと―すべてはあなたの選択である
第六章 ニューソート的に生きる:世界の見方を変えるということ
第七章 自己啓発本を「正しく読む」ためのブックガイド

著者等紹介

尾崎俊介[オザキシュンスケ]
アメリカ文学者。愛知教育大学教授。1963年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻後期博士課程単位取得。著書に『S先生のこと』(新宿書房・第61回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

22
自己啓発本はなぜこんなに売れるのか? なぜアンチが多いのか?自己啓発本を1000冊を読破したアメリカ文学者が読み解く1冊。日本へは明治の『西国立志編』や『学問のすゝめ』とともに入り大衆文化に根を張った一方、「自助努力系」「引き寄せ系」という2つの流れが生まれたものの、カルヴァン主義の「運命は神が決める」から「選択権は人間にある」への転換というアメリカ側の本質までは十分に浸透せず、それが誤解やアンチ感情に繋がったと著者は考えていて、その本質は「選択できる」と思い込むための装置だとする結論は興味深かったです。2026/09/05

志村真幸

3
 アメリカと日本の自己啓発本を分析した内容でありつつ、同時に本書自体が自己啓発本ともなっているところがおもしろい。  分析の部分は非常に刺激的で興味深かった。日米の自己啓発本がまったく違った特徴を持っていることに驚かされるし、それが宗教的、歴史的、風土的、文化的な差異に根ざしたものであることがしっかりと理解できた。  世の中には自己啓発本を読みもしないのに馬鹿にしたり、読んでいるうちにアンチになっていくひとが少なくない。そうした読者に対して自己啓発本の有用性や「正しい読み方」を指南する内容ともなっている。2026/08/10

りんだ

2
まずは本当に面白かった。これまでの本の内容も含まれていたものの、新しい発見もたくさんあった。アメリカの自己啓発思想の二つに共通するのが、自分の人生は自分で何とかできるというもの。 でも日本人には合わない。これはおそらく宗教観の違いだろうというのが著者の見立てである。どちらが良い悪いという話ではないが、良いところをうまく取り入れられるといいのかもしれない。 自己啓発本で言っていることを採用しても、必ず成功するわけではない。だからこそ、今よりはいい人生に自分ですることができる、と思えることが大事なのだろう。2026/09/06

タケチョ

0
 まさにタイトル通りの、自己啓発本のプロによる一冊。日米における自己啓発本の根本的な相違、あるいはそれらの本を受容する前提の相違(ニューソートの有無)をわかりやすく、面白く説明する。そのうえで、最終的に自己啓発本を読むことで、より生きやすい人生を歩めるようにとの祈りも感じられる。「人生は自分で選べる」という考え方がなかなか日本で定着しない理由を「多くの日本人は『世界が自分に敵対している』と感じているから」と著者は述べるが、個人主義や宗教の影響力の有無も大きいと思う。エイシムなんて発想、日本じゃあり得ない。2026/09/05

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