出版社内容情報
恋した“聖地”で生きること。
“聖地巡礼” から “聖地移住” へ。
2016年にヒットした映画『君の名は。』以降、アニメの舞台になった場所を巡るアニメ“聖地巡礼”は社会に広く知られるようになり、“聖地巡礼”はファンによる活動の一ジャンルとして定着した。
さらに近年、巡礼にとどまらず、その土地の魅力に惹かれて移住する人が増えている。この“聖地移住”が、現代人のライフスタイルや地域再生においてどのような意味をもつのか、その実態に迫る。
【序章より抜粋】
「好き」を中心に生活を設計しませんか、というのが私からの提案です。「好き」の内容がスポーツだろうと農作業だろうとアニメだろうと、そこに優劣はありません。アニメ「好き」を貫き通して住む場所を選び、生活することを決意した人たちを複数取材してきましたが、その中で見えてきた幸福のあり方を考えたいと思います。
【目次より抜粋】
序章 恋した「聖地」で生きること
第1章 ライフスタイルとしての「アニメ聖地移住」
第2章 時代はアニメ聖地巡礼から「聖地移住」へ
第3章 コミュニティ再生と「聖地移住」
第4章 「聖地移住」を実現したひとびと
第5章 「聖地移住」を通して見えた課題と処方
付録 『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地・沼津市の挑戦
【著者略歴】
千葉郁太郎(ちば・いくたろう)
アニメ聖地巡礼・聖地移住研究者。公認会計士(千葉公認会計士事務所代表)、京都文教大学非常勤講師。1982年秋田県生まれ、現在は京都市在住。京都大学法学部卒業、同大学経営管理大学院修了。公認会計士として中小企業支援やベンチャー支援をするかたわら、地域活性化とアニメ聖地巡礼を研究し、シンポジウム登壇やメディア出演、学術論文執筆、同人誌出版などを行う。本書が初の商業出版となる。
【目次】