インターナショナル新書<br> 災害とデマ

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インターナショナル新書
災害とデマ

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797681543
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

大手メディアが報じない被災地のリアルを
独自の取材で発信してきたジャーナリストが、
AI時代のデマの脅威とそれにあらがう術を探る!

「家族が倒壊した自宅の下敷きになり生き埋めになっているので助けてください」――。
2024年元旦に起きた能登半島地震で拡散されたSNSの悪質なデマの投稿。

不安をあおる誤情報やフェイクニュースへの懸念が高まる中、
被災地の「本当のSOS」を埋もれさせないために、
メディア、SNS、そしてわたしたちには何ができるのか……?

東日本大震災と福島第一原発事故、熊本地震、西日本豪雨、能登半島地震など、
これまで数々の災害現場で取材を重ねながら、被災者とダイレクトにつながり、
10年以上にわたって共に発信を続けてきたジャーナリストによる、渾身の書き下ろし!

――「はじめに」より(一部編集して抜粋)

災害報道の現場で、日々、デマと向き合っています。SNSに書き込まれた偽情報だけではなく、AIによって作られた嘘の画像や映像が当たり前のように流布される時代になりました。
私は、デマそのものが人々を動かすことよりも、ある程度のリテラシーを身につけた人たちが「簡単に信じてはいけない」と情報から距離を置くことで、本当のSOSも遠ざけてしまうことに危機感を抱いています。
(中略)
フェイクニュース対策の重要性が広く認知されるようになり、情報を検証するファクトチェック機関が国内外で誕生する一方、報道機関の取材体制は「拡大・充実」よりも「縮小・合理化」に向かっています。
今こそ、ひとつひとつの現象に楔を打ち込みながら、前進のための検証と共有が必要だと強く感じています。本書では、私がNHK退局後のこの10年間の取材で訪れた、国内外の自然災害や紛争による被災地で市民の皆さんと共に発信をしてきた経験を、次の防災につなげるために書き残して参ります。

【著者略歴】
堀潤(ほり・じゅん)
8bitNews代表理事、わたしをことばにする研究所代表、早稲田大学グローバル科学知融合研究所招聘研究員。1977年、兵庫県生まれ。立教大学文学部ドイツ文学科卒業後、2001年NHK入局。「ニュースウォッチ9」リポーター、「Bizスポ」キャスター等、報道番組を担当。2012年、渡米しカリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員として活動、市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、2013年4月1日付でNHKを退局。現在は、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」のMCをはじめ、ABEMA「ABEMA Prime」などに出演。

内容説明

大手メディアが報じない被災地のリアルを独自の取材で発信し続けるジャーナリストが、SNSにはびこるデマの実態と、それにあらがう術を探る。能登半島地震でも起きた「偽SOS」、関東大震災のデマ、福島第一原発事故をめぐる検証、生成AIによる「認知戦」の現場などを徹底取材。被災地の「本当のSOS」を埋もれさせないために何ができるのか?10年以上にわたる災害取材の集大成。

目次

第1章 能登半島地震でも起きた「偽SOS」(SNSに飛び交った悪意ある「デマ」と善意の「デマ」;デマかそうでないかを判別するためのポイント ほか)
第2章 関東大震災のデマ、福島第一原発事故をめぐる検証(関東大震災でも出回ったフェイク画像;100年経っても、デマの構造は変わらない ほか)
第3章 オープンジャーナリズムの時代の災害とメディア(ヨーロッパで拡がるファクトチェック機能強化;「AI規制法」の成立とBBCの取り組み ほか)
第4章 デジタル時代の災害から学ぶべきこと(「ライオンが放たれた」。熊本地震とデマ;デマの現場で何が傷つけられたのか ほか)
第5章 生成AIによる認知戦の時代―あなたの無自覚が兵器になる(国家安全保障戦略のひとつに組み込まれた偽情報対策;かつて私たちの国も認知領域への情報戦を遂行した ほか)

著者等紹介

堀潤[ホリジュン]
8bitNews代表理事、わたしをことばにする研究所代表、早稲田大学グローバル科学知融合研究所招聘研究員。1977年、兵庫県生まれ。立教大学文学部ドイツ文学科卒業後、2001年NHK入局。「ニュースウォッチ9」リポーター、「Bizスポ」キャスター等、報道番組を担当。2012年、渡米しカリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員として活動、市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、2013年4月1日付でNHKを退局。現在は、TOKYO MX「堀潤Livejunction」のMCをはじめ、ABEMA「ABEMAPrime」などに出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スプリント

12
SNSの功罪。 悪意のあるデマと悪気はないデマ。 極限状況下での見極めは難しい。2025/05/24

スナイデル

9
3.52025/02/19

志村真幸

7
 本書は、デマやフェイクニュースについて、地震、選挙、政治など、さまざまな場面から切り込んだ内容だ。  2024年正月の能登半島地震、2011年の福島原発事故、現在の台湾をめぐる情報攻防戦、アメリカ大統領選挙まで、具体的にどのような問題が起きたかが紹介される。  デマがなぜ止められず、ひとびとが信じてしまうかについてとてもよく理解できた。  真実か見分けるためのファクトチェックが世界/日本で進められているわけだが、簡単には解決できそうにない。  デマの危険性について、多角的に知ることのできる一冊だった。2025/02/11

Yasutaka Nishimoto

6
あのライオンが逃げ出したというデマは悪質だと思うが、皆がデジカメやスマホを手軽に持つようになってまだ30年ぐらい?皆に見せびらかしたい気持ちも分からないではないが、規制すれば減るもんでもない。著者のですます調の文章になじめなかった。2025/04/07

ceskepivo

6
東日本大震災時の官邸の発表は、「官邸は」という大きな主語が人々の暮らしに深刻な影響を与えた。「主語を小さくする」ことが肝要。2025/04/01

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