インターナショナル新書<br> 「隠しアイテム」で読み解く春画入門

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インターナショナル新書
「隠しアイテム」で読み解く春画入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680942
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「行為」以外に注目すると、春画はもっと面白くなる!

【茶釜は性交渉の象徴→湯が沸く音が男女の行為時と似ているから】【着物の柄が椿だったら処女を失うという意味】などなど、春画に隠されたアイテムの意味を読み解くことで、奥深く艶やかな江戸の情愛の世界が開かれる。画期的な春画入門書。

●描かれた隠しアイテムをひとつひとつ読み解くことで見えてくる江戸の性事情を、よりエロティックに、より深く、より面白く紹介。
●春画初心者の入門編として「春画をどう見るか」「何が面白いのか」「何が魅力なのか」を描かれた具体的なモチーフから分かりやすく解説。
●春画や浮世絵、江戸文化に詳しい人にも「図像学的に春画を見る」という新しい視点を提供して、既知のものも改めて新鮮な気持ちで楽しめるような深掘りの魅力を提供。
●関連する浮世絵など豊富な図版を掲載。読むだけでなく、見ても学べる、楽しめる。

【目次より】
●第一章 年中行事と四季
鏡餅/節分/雛祭り/初鰹/菖蒲打ち/七夕/蛍狩り/月見
●第二章 生活習俗と道具
蚊取り豚/金鶏/藍玉/茶釜/和時計/手鏡/裁縫箱/煙草/握りばさみ
●第三章 子供遊びと玩具
やじろうべえ/ヨーヨー/天狗のお面/貝合わせ/雪遊び/影絵
●第四章 動物と植物
猫/鼠/蛙/犬/金魚/とうもろこし/松茸/茄子/ほおずき
●第五章 食文化とファッション
蒲焼/巻きずし/西瓜/刺身/雛形本/蝙蝠の模様/雷の模様/椿の模様
●第六章 神仏と信仰
地蔵/貧乏神/丑の刻参り/鼠の嫁入り/山伏/位牌/常香盤
●第七章 遊郭と大人の遊戯
琴/陰間茶屋/花札/三味線/宝引

【著者略歴】
鈴木堅弘(すずき けんこう)
京都精華大学特別研究員。1977年、愛知県生まれ。総合研究大学院大学国際日本研究専攻(国際日本文化研究センター)博士課程後期課程修了。博士(学術)。専門は日本美術史、江戸文化論など。春画のほか、仏教説話画、大津絵、妖怪画まで幅広く論じる。福岡市美術館「肉筆浮世絵の世界―美人画、風俗画、そして春画―」(2015年)では、春画の作品選定・解説を担当。著書に『春画論―性表象の文化学』(新典社)。

内容説明

置かれている手鏡の意味は?煙草、はさみ、着物の柄…春画に隠されたアイテムの意味のひとつひとつを読み解くことで、一枚の絵の中に奥深く艶やかな江戸情愛の物語が見えてくる。「何が、そこに描かれているのか?」「なぜ、それが描かれたのか?」と「行為」以外に注目すると、春画はもっと面白くなる。春画を「図像学」の方法を用いて読み解く画期的入門書。

目次

はじめに―春画を図像学で読む
第1章 年中行事と四季
第2章 生活習俗と道具
第3章 子供遊びと玩具
第4章 動物と植物
第5章 食文化とファッション
第6章 神仏と信仰
第7章 遊郭と大人の遊戯

著者等紹介

鈴木堅弘[スズキケンコウ]
京都精華大学特別研究員。1977年、愛知県生まれ。総合研究大学院大学国際日本研究専攻(国際日本文化研究センター)博士後期課程修了。博士(学術)。専門は日本美術史、江戸文化論など。春画のほか、仏教説話画、大津絵、妖怪画まで幅広く論じる。福岡市美術館「肉筆浮世絵の世界―美人画、風俗画、そして春画」(2015年)では、春画の作品選定・解説を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

64
雛祭や蛍狩、月見等の年中行事から、雪遊びに影絵といった風流な遊びの数々。猫や犬といった動物から、蒲焼巻寿司という食べ物。絵画に書かれた江戸の文物を存分に味わう事が出来る。ただ普通の画と違うのは、その横で男女がやる事をヤッてるところ。西洋の静物画と違いモノそれ自体に象徴的な意味は無いのであるが、それでも描かれた風景や事物を見ているだけでも江戸特有の駘蕩とした雰囲気に包まれそう。横でやる事はヤッてるのであるが。春画を通じて江戸の生活を覗き見るような面白さを持った一冊であった。でもやる事はヤッてるのであるが。2022/03/04

tamami

45
著者は、日本美術史専攻の大学の先生。著者によれば、春画は江戸文化を読み解くまたとない絵画記録であり、画面に描き込まれた様々な道具立てが、当時の人々の生活の細部や人情の機微を表しているという。江戸の裏文化というような形で紹介されることが多い春画であるが、こんなにも多彩で沢山の作品が残されていることに驚く。本書では、一般的な!浮世絵についても多くの説明がされていて、江戸文化の中で現代にも通じるもの途絶えてしまったもの、様々な形の文化があり、先日読んだ本にあった「日常史」の基本資料としても活用が可能ではないか。2022/03/06

クサバナリスト

12
春画のタイトルに惹かれて読み始めたが、そのタイトルにある「隠しアイテム」こそが本著の主役。そのアイテムに説明により、当時の暮らしや文化がよく分かる。なかなかの良書である。2022/03/26

Yuuki.

8
初めてきちんと春画を見たが、なかなかあからさまな絵。しかし、描かれている内容は意外にも面白おかしいものが多い。その面白さの理由であったり、当時の分化であったりを、この本は春画の中の「隠しアイテム」を通して説明してくれる。文章が読みやすく、全く知識の無い分野の話だったが、内容が頭に入ってきやすかった。楽しく江戸時代の生活を学べたし、春画というものにも興味が湧いてきた。2023/02/20

Iwata Kentaro

7
非常に面白かった。個人的には春画はポルノではないと思うが、少なくとも現代人にとっては違うと思うが、ポルノの定義が周知の「あれ」なので、なんとも言えない。いずれにしても、本書を読んで思ったのは、性教育も教育なのだから、出発点は知的好奇心からじゃなきゃだめなんだな、ということだった。ミッションやメッセージから始めると教育が「洗脳」になりかねない。そこは微妙でややリスキーな営みだ。やはり出発点は好奇心、のほうがよりニュートラルで入りやすいだろう。てなことを考えた一冊。2022/05/20

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