インターナショナル新書<br> 死の医学

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死の医学

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680928
  • NDC分類 491.358
  • Cコード C0247

出版社内容情報

最新脳医学が明かす「臨死体験」の正体!
幽体離脱や金縛り、憑依現象といった「オカルト現象」のメカニズムも今や解明されつつある。
詩人にして脳神経内科医の著者が語る「死の医学」の全貌。

【内容について】
死に直面した人たちの魂が身体を抜け出し、「どこか神々しいところ」に飛んでいくという臨死体験の実態が近年、明らかになってきた。豊富な臨床経験と最新研究から、臨死体験、幽体離脱、金縛り、憑依現象の「メカニズム」を明らかにしていく、スリリングな知的刺激に満ちた1冊。

【目次(抜粋)】
第一章 魂はさまよう
今や明らかになった「体外離脱」のメカニズム/脳科学が明らかにした「体外離脱体験」/国際語になっていた「カナシバリ」/「病院の怪談」はなぜ多いのだろう/心と身体の同一性を担保するのは「重力」なのか/VRでの体外離脱体験

第二章 「暗いトンネル」を抜けて
科学の領域に入ってきた「臨死体験」/「新型コロナ否定論」を産み出す心のメカニズム/自己実現に「身体」は必要か?/死後、私たちの魂は生き続けるか/臨死体験をした人が得たものとは/透析患者はなぜ臨死体験をするのか/虐待や薬物依存と臨死体験

第三章 譲り渡される命と心
死の恐怖を緩和させるために臨死体験は起きる?/揺れる「生死のボーダーライン」/混同されている尊厳死と安楽死/ALS患者の「選択」/「死への衝動」もまた症状である/意思表示としての「リヴィング・ウィル」

第四章 生と死が重なるとき
死者と再会する人たち/3・11と悲嘆幻覚/死を「アンタッチャブル」にする社会/遺された人たちの心に灯るもの/「中有」という仏教の知恵/生と死は重複している/現代医療に欠如している「魂」の概念

第五章 カゴの中の自由な心
希望の有無がリハビリを左右する/脳の「左半球至上主義」/視覚障害者が見る幻視/脳の「鳥カゴ」から誰しも出られない/脳とコンピューターがつながる時代が来ている/ゲーム依存症とADHDの関係/「依存」も生き抜く力に変えられる

第六章 擬死と芸術表現
自らを守るために起きる「記憶の切り離し」/解離症がもたらす「火もまた涼し」/「狐憑き」の正体は脳炎だった/進化はなぜ「解離」をもたらしたか/不幸をも生きる力にする人間の脳

【著者略歴】
駒ヶ嶺朋子(こまがみね ともこ)
1977年生。早稲田大学第一文学部哲学科社会学専修・獨協医科大学医学部医学科・同大学院医学研究科卒。博士(医学)。現在は獨協医科大学病院で脳神経内科医として、診療にあたる。 2000年第38回現代詩手帖賞受賞(駒ヶ嶺朋乎名)。著書に『怪談に学ぶ脳神経内科』(中外医学社)、詩集に『背丈ほどあるワレモコウ』『系統樹に灯る』(ともに思潮社)がある。

内容説明

臨死体験、体外離脱、金縛り、憑依…最新脳医学がそれらのメカニズムとその「意味」を解き明かす!詩人にして医師―異色の著者による科学エッセイ。

目次

まえがき―「死の医学」と「生きようとする力」
第1章 魂はさまよう―体外離脱体験は「存在」する
第2章 「暗いトンネル」を抜けて―臨死体験はなぜ起きるのか
第3章 譲り渡される命と心―誰が「生と死のボーダーライン」を決めるのか
第4章 生と死が重なる時―「看取り」と「喪」はつながっている
第5章 カゴの中の自由な心―私たちは「幻想」の中で生きている
第6章 擬死と芸術表現―解離症と「生き抜く力」

著者等紹介

駒ケ嶺朋子[コマガミネトモコ]
1977年生。早稲田大学第一文学部哲学科社会学専修・獨協医科大学医学部医学科・同大学院医学研究科卒。博士(医学)。獨協医科大学大学病院にて脳神経内科医として診療にあたる。2000年第38回現代詩手帖賞受賞(駒ヶ嶺朋乎名)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

31
臨死体験、憑依、金縛り、体外離脱など、いわゆるオカルトといわれることもある現象を、科学的に分析した一冊(著者は詩人&医師の駒ヶ嶺朋子さん)。脳科学研究が進んだことで、金縛りなどの現象は「この脳のこの部分がこうなって」といった感じ深くまで判明しているようで、勉強になった。前半は不思議現象の脳科学的分析、後半は死生学の話になっている、本書を読むと、いざ金縛りとか起こった場合にも慌てることがなくなるかも。金縛りの経験者は結構いると思うので、発生のメカニズムを知りたい人にオススメ。2022/03/18

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

26
死にまつわる様々な現象を医学で解明しようとする世界的潮流を教えてくれる、脳神経内科医による科学エッセイ新書。 死生観を科学的な見地から醸成しうる材料をくれる、良い本でした。2023/05/11

rokoroko

20
オカルトや怪談を医学的に解明してくれる本。幽体離脱がおもしろくてこんな本あったんだと思う2022/12/24

B.J.

13
ピカソの肖像画は、画家が「人物を見るとはどういうことか」を徹底的に突き詰めた結果なのではないかと思う・・・本文より2023/06/07

ちーたん

10
駒ヶ嶺先生は詩人でもあるので、医学だけでなく、芸術的なセンスの文章もあった。そして、今の医療体制に勇気を持ってメスを入れたのも感じられた。自分が解離できたら、気分が楽になるだろうな。と思った。 「機能不全家族に生まれたり、戦火の只中で産声を上げたり、不運にもいじめや虐待に遭い、悲惨な幼少期や思春期を過ごしたのだとしても、それさえも力にする方法を人間の脳が持っていることをここに知らせたい。」最後のことば、なんか涙出る。2022/02/27

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