出版社内容情報
「日本一漫画に詳しい漫画家」との呼び声も高い著者が、漫画界に革命を起こした作家たちの作品とその表現方法を解説。
「あの名作漫画のルーツはどこにあるのか」「萩尾望都『半神』が“神作品”である理由」「『鬼滅の刃』大ヒットの秘密」など、漫画を知り尽くした著者が、1970年代から2020年にかけての作品を分析しながら、「漫画表現の歴史」を論じる。水島新司、井上雄彦、萩尾望都、鴨川つばめ、さらに吾峠呼世晴の作品を「構造」から読み解く。
著者描き下ろしの漫画・イラストも掲載!
【目次より抜粋】
まえがきにかえて(描き下ろし漫画)
第一章:不朽の名作『ドカベン』と『スラムダンク』――水島新司から井上雄彦への系譜
日本が誇る二大「化け物コンテンツ」/生きる伝説・水島新司/「野球漫画」の歴史/『イガグリくん』事件/大友克洋の衝撃
第二章:少女漫画を変革した萩尾望都1――ルーツから初期作品まで
手塚治虫の『新選組』に衝撃を受ける/伝説の漫画家・岡田史子/「花の二四年組」に与えた影響/少女から大人になる恐怖
第三章:少女漫画を変革した萩尾望都2――『ポーの一族』『トーマの心臓』はどのようにして生まれたか
伝説的な漫画「11月のギムナジウム」/「大泉サロン」時代の武勇伝/伝説の漫画『トーマの心臓』/死ねない孤独を描いた『ポーの一族』/「半神」を今こそ読んでほしい理由
第四章:「鴨川つばめ」が残したもの――『マカロニほうれん荘』以前・以後
脈絡なく放り込まれたアートなギャグの魅力/青春譚としてのマカロニ/壊れてしまった鴨川つばめ先生
第五章:『鬼滅の刃』の少女漫画要素――他者の「痛み」に寄り添う
『鬼滅の刃』に見られる少女漫画要素/『天使なんかじゃない』と『鬼滅の刃』の共通点/「別マまんがスクール」とは何か/困っている人・弱っている人に寄り添う
【著者略歴】
きたがわ翔(きたがわ しょう)
漫画家。1967年、静岡県生まれ。1981年、13歳のときに少女誌『別冊マーガレット』(集英社)に投稿した『番長くんはごきげんななめ』でデビュー。
86年からは活動の場を『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に移す。漫画の技法や歴史に詳しく、その豊富な知識をウェブやラジオ番組などで披露している。
代表作に『19〈NINETEEN〉』『B.B.フィッシュ』『C』『ホットマン』(すべて集英社)などがある。
内容説明
『ドカベン』から『スラムダンク』、『鬼滅の刃』まで!「日本一漫画に詳しい漫画家」との呼び声も高い著者が、漫画界に革命を起こした作家たちの作品とその表現方法を解説。「あの名作漫画のルーツはどこにあるのか」「萩尾望都『半神』が“神作品”である理由」「『鬼滅の刃』大ヒットの秘密」など、一九七〇年代から二〇二〇年にかけての作品を分析しながら、「漫画表現の歴史」を論じる。
目次
第1章 不朽の名作『ドカベン』と『スラムダンク』―水島新司から井上雄彦への系譜(スポーツ漫画の金字塔;日本が誇る二大「化け物コンテンツ」 ほか)
第2章 少女漫画を変革した萩尾望都1―ルーツから初期作品まで(手塚治虫の『新選組』に衝撃を受ける;手塚治虫とつげ義春をミックスしたような漫画家 ほか)
第3章 少女漫画を変革した萩尾望都2―『ポーの一族』『トーマの心臓』はどのようにして生まれたか(伝説的な漫画「11月のギムナジウム」;性から遠く離れた、天使のような美少年たち ほか)
第4章 「鴨川つばめ」が残したもの―『マカロニほうれん荘』以前・以後(涙、涙の「マカロニほうれん荘展」;現実離れしたキャラクター、きんどーさんとトシちゃん ほか)
第5章 『鬼滅の刃』の少女漫画要素―他者の「痛み」に寄り添う(社会現象となった『鬼滅の刃』;『鬼滅の刃』が大ヒットした理由 ほか)
著者等紹介
きたがわ翔[キタガワショウ]
漫画家。1967年、静岡県生まれ。1981年、13歳のときに少女誌『別冊マーガレット』(集英社)に投稿した『番長くんはごきげんななめ』でデビュー。86年からは活動の場を『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に移す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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こも 旧柏バカ一代
akihiko810/アカウント移行中
トラシショウ。
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